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鏡五郎(キングレコード)  デビュー43年目 「契り酒」で男の優しさを歌う [インタビュー]

鏡五郎3.jpg◆今年8月に発売した「契り酒」。今回は久々に自分本来の男歌になった、と張り切る。
 1967(昭和42)年にコロムビアレコードから「嫌んなっちゃった東京」でデビューして今年で43年目。
 その後は東芝EMI、ビクターレコード、トリオレコードを経て、60年にキングレコードに移籍している。

 デビュー当時は男歌を歌っていたが、以後は夫婦歌へ。
 そして前作の「有馬川」までここ10年は女歌といった具合に、男歌からは長らく遠ざかっていた。

 「契り酒」では男の優しさを歌う。夫婦歌のようでもあるが、必ずしもそうではないという。
 「今は優しい歌ばかりが目に付きますが、男の強さと優しさをテーマにした歌は常々歌いたいと思っていました。この歌のスケール感が、優しい詞とのギャップが曲を新鮮に感じさせてくれます」

 新曲では導入部分と間奏、最後の3カ所に、自ら考えた所作を加えた。
 心得のある日本舞踊と殺陣が生かされている。

 最後に「~春を呼ぶよな 契り酒」と、格好よく締めくくる。
 まるで時代劇の1シーンを観ているかのようだ。
 「1度、本格的に所作を入れたかったが、女歌では難しかった」

 テレビドラマ「暴れん坊将軍」に俳優として4回出演している。
 美空ひばりとも共演したことがある。
 この時に東映の殺陣師、三好郁夫さんから殺陣を学んだ。
 この経験が、今、所作を作るのに役立っている。

 NHKラジオでは、レギュラー番組の中で時代劇の悪代官役が共演者からも大うけ。
 殺陣が見られないのが残念だ。
 仕事の合間を縫って全国の温泉を駆巡る。
 2003年にはキングレコードから「いで湯の宿」という温泉ものの楽曲も出しているほどだ。

 この趣味が高じて雑誌で探訪記事を連載することになった。
 以来、カメラを抱えて湯船に突撃することもあるとか。
 それをまとめた単行本も出版した。

 昭和19年生まれ、65歳。同年齢の演歌歌手も多い。
 歌に日本舞踊、浪曲、殺陣、時代劇と幅広く手がける多彩ぶりだが、今後は「健康に気をつけ、無理をしないで長く歌い続けたい」と控えめ。
 それでも、趣味の温泉めぐりは続ける。



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