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美山有里、「グッバイ・ブルース / Eldorado~黄金郷~」で再々デビュー 65歳で紅白初出場へ意欲 [インタビュー]

◆ハスキーボイスの迫力ある歌-。美山有里の第1印象である。2009年12月23日に8年振りに出したラテン音楽調のCD「グッバイ・ブルース / Eldorado~黄金郷~」で、65歳にして再々デビューを果たしている。自ら作詞作曲を行い「いい楽曲さえできれば、ヒットにつながる」と、メジャーデビューと最高齢での紅白初出場を目指している。

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ハスキーボイスで熱唱する美山

 20年間続けるカラオケ教室「美山有里歌謡教室」を運営するかたわら、毎年、大阪府内のホテルなどでコンサートやディナーショーを開いて、自作の歌などを披露していた。ところが、05年に58歳でメジャーデビューした秋元順子に触発された。美山は「教室の生徒さんから秋元順子さんのマディソン郡の恋を聴かされ、その出現が私に火を付けた」と、再びメジャーへと歩み出す決意をする。

 「私にもできる。年齢は関係ない」と、コンサートでも観客に年齢を告げる。「今は実年齢を7掛けして丁度いい時代」と、ファンとともに100歳まで元気に歌っていきたいと、ラテン調の歌同様に明るく、元気である。今は「百まで」という歌も作っているという。

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恵比須堂今福店におけるミニライブ

 大阪・守口の出身。ジャズ喫茶で歌っている時に知人から紹介されたのがシン音楽事務所(大阪市)だった。1966年にアンジェラ浅岡、松永てるほらが活躍していた日劇ミュージックホールに初出演し、67年にはビクターレコード(日本ビクター)から「ふしぎな人ね」でデビューしている。ビクターからは6枚のレコードを出した。78年にテイチクへ移籍、「妻の入場券」を発売する。いずれも歌はポップス歌謡といわれるジャンルであった。

 出産、離婚などを経て守口に帰り実家で育児をしながら、ミナミのクラブ「ラ・ベール」で専属歌手として働きながら、曲作りをしていた。85年には~季節の風があなたのうわさを運んでくれた~といった歌詞の「風はなにいろ」を発売し、カラオケにも入った。01年には、自ら作詞作曲した前作「幸せがやってくるよ / 勇者に・・・・」をリリースする。

 新曲の「グッバイ・ブルース」(作詞作曲・加東竜次、編曲・伊戸のりお)は、その名の通りにブルース調で、65歳の美山ならではの説得力ある大人が聴ける歌である。カップリングの「Eldorado~黄金郷~」(作詞作曲・美山有里、編曲・伊戸のりお)は、美山が得意とするラテン調、思わず身体をゆすり、リズムを取りたくなる軽快で明るい歌。

 1月23日には大阪市城東区のイズミヤ今福店/恵比須堂今福店で、ミニライブとサイン会を開いた。美山の歌を待って、たくさんの観客が早くから臨時の客席になっている階段に座っていた。ほどなくして歌が始まり4曲を歌ったが、一緒に歌ったり、身体をゆすってリズムを取る光景が見られた。そうしたファンの多くは、カラオケ教室の生徒を含む50代、60代の女性たちだ。

 毎年開くコンサートやディナーショーには200人から400人の観客を集める。一昨年のシアターBRAVA!でのコンサートでは、700人も集まるなど固定したファンを中心とした集客力の高さには定評がある。

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サイン会には長い列ができた

 しかし「カラオケ教室の先生で終わることなく、必ずヒット曲を出したい。いい楽曲ができること必ずヒットにつながる」と自信を見せる。その先にはメジャーデビュー、紅白といった大きな夢で、「目指すは、その秋元順子さんを超える年齢での紅白初出場」である。しかし、メジャーへの道は「険しいかもしれないが、巡り会いさえあれば」とチャンスを待って歌い続ける。

 来月には、大阪・十三の恵比須堂本店でミニライブを行うなど、これからはCDを売り、多くの人に楽曲と顔を知ってもらうためのキャンペーンに専念するという。
 ラテン系の性格に加えて、酒とたばこが大好きという。以前はドレスを着て歌っていたが、今はボーイッシュなスタイルというのも、



美山有里のブログ「Yuri's Blog」から



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