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真木柚布子(キングレコード)、明るさあふれる新曲「ふられ上手」で大阪キャンペーン 大ヒットへ意欲 [インタビュー]

真木1.jpg◆不景気風を吹き飛ばすような楽曲が欲しい―。そんな真木自身の希望から出来たのが2009年12月23日に発売された「ふられ上手」。50歳代以上の人たちが懐かしく感じる60年代を思い出させる歌謡曲があったらと常々思っていた。ひらめいたのが「ふられ上手」というタイトルだった。

 新曲は明るくて歌いやすい。
 昨年12月の新曲発表会を兼ねたコンサートでは、会場から自然と手拍子が飛び出すほどだった。「逢いたい~  泣きたい~」といったさびが三番まで同じ歌詞であるのが、与えるインパクトが強くて、カラオケファンからも「覚えやすくて歌いやすい」と評判はいい。
 ふられてもカラッとしている明るくてさっぱりとしながら、少し悲しさを漂わすという女性を歌う。しかも踊れる歌になっている。

 曲作りに始まり歌唱に至るまで、歌のすべてに前向きに取組み、研究熱心だ。そんな印象を受けた。その彼女がイメージした新曲に登場する女性と真木本人は、同じような性格であるという。
 自らタイトルを考え作詞家に提案することがある。
 「私の曲は今回の新曲のように5、6文字のタイトルが多い。それらは本屋さんをぶらついて参考になるものを探すこともある」

 今までに「何を歌えば喜ばれるかを考えて、今までかなり冒険をして時代に合わせて、いろんなタイプの歌を歌ってきた」のも、その現れだ。

 1998(平成10)年8月に出した「大阪マンボ」も冒険のひとつだった。踊って歌えるリズム歌謡のような曲はどうだろう、と試みたものだ。発売後、徐々に人気は高まって有線リクエスト1位にもなったという。
 このあとデビュー10周年記念曲「冬桜」を発売することになって、「大阪マンボ」は前面から消えてしまったものの、彼女の研究熱心の成果は実って、今では代表曲のひとつに挙げられるまでになっている。

 デュエット曲にも数多く挑戦している。昨年10月発売の「藤十郎の恋」は鏡五郎と歌った4作目だ。時代もので台詞入りの楽曲では「息がピッタリ」だとか。その息の良さを生かしてステージで芝居をやっている。
 元々は芸能界へは女優としてのデビューのほうが先で、先のコンサートでも芝居を演じているが、「今は歌が本業です」と芝居はあくまでも”副業”とか。

真木2.jpg

 カップリング曲の「紅吹雪」は、「ふられ上手」と打って変わって純愛の激しさを歌う。この曲で津軽三味線に初挑戦している。「5か月間、猛特訓しました」と、大好きだったネイルアートもきっぱりとやめて練習に専念。薬指の先の皮が剥け皮膚が硬くなってしまうほど弦を弾き続けた。
 「休日も1日7時間から8時間、弾き続けました。ドラッグストアで絆創膏をあれこれ探して試しながらの練習でした」
 今秋に予定しているコンサートでは「さらに腕前は上がっているでしょう」と、まだまた特訓は続くようだ。ちなみにこのコンサートは「大阪でもやってみたい」と計画する。

 今年歌手デビュー21年目を迎えている真木は「今まで小さなヒットはあったが大ヒットはなかった」と振り返る。今年を「再スタートの年」として、ホームランと呼べるようなヒットと、そして将来は1カ月公演の実現を目指す。

 そのためにも「初心に帰って細かにキャンペーンをやっていきたい」と考える。今回のキャンペーンは大阪が最後になったが、堺市、岸和田市では店頭キャンペーンもこなした。
 最終日には大阪市内で開かれた関西ファンクラブの新年会に出席している。

 ファンクラブは全国に約500人の会員がいる。会員には毎月会報を届け、自ら書くメッセージとともに句会と称して会員の俳句を紹介したり、自分の句も掲載する。
 今月の句は「極楽~!と朝湯ひと声女正月」。さっぱりとした性格を表した作品だ。


[真木柚布子オフィシャルホームページ]
http://www.yukomaki.com/





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