三笠優子（キングレコード）、新曲の物悲しい民謡調演歌「風の十三湊」が注目度アップ 全国でキャンペーン展開 [インタビュー]
◆デビュー33年の大ベテランである。３月17日に大阪・心斎橋で行われた第165回「大阪発 流行歌ライブ」では、客席から大ヒット曲「夫婦舟」のリクエストが飛び出したほどである。33年間で出したシングルは42作。キングレコード移籍後の10年では14作になる。新曲「風の十三湊」は、今までにない高い反響を見せているという。
笑顔を見せる三笠優子 ３月18日に神戸・舞子で開かれたKOBE流行歌ライブで
「風の十三湊」が発売されたのは２月24日。それよりも早く、テレビや雑誌の取材をはじめ、各地でのキャンペーンがスケジュール帳を埋めていた。連日歌い続ける忙しさだった。「夫婦舟」に続く夫婦シリーズ３部作では200万枚を売ったが、それ以来の充実ぶりである。
「デビューした当時は１日も休みがない忙しさを夢見ていましたが、それが実現したのは＜夫婦舟＞でしたが、その時以上の忙しさと充実感です」
音楽業界では最近、ＣＤの売れ行きが伸び悩んでいる。そんな時に出した新曲。ベテランの看板を脱ぎ捨てて、草の根をかき分けるように再び全国キャンペーンへ出た。関西では大阪、神戸で流行歌ライブに初めて出演した。
「風の十三湊」の１番の歌詞に出てくる＜砂山節＞ は、五所川原の民謡だ。１番と２番の間には、砂山節のメロディーも入っている。
歌は、両親を捨てるように故郷の十三湊を飛び出した主人公が、再び戻ってみた時には、すでに誰もいなく、そこには風の音と波の音、そして父親が口ずさんでいた砂山節が蘇ってくる、という内容だ。
舞台になっている十三湊は、14世紀初頭までは繁栄を極めていたというが、今は寒村で、その情景が歌詞と重なってくる歌でもある。
三笠は、まだ十三湊を見たことがないという。PRビデオも現地の映像と千葉県で撮影した三笠の映像を重ねて作った。
「“とさみなと”っていうからてっきり四国の高知県（土佐）なのかと思ったんですよ。私は愛媛県出身ですから故郷に近いとこだと思ったら、青森県の五所川原だったんです。十三湊は昔は松前船などで非常に栄えて、花街もあったりして華やいだ街だったそうなんです。今は歌詞にあるような磯舟が砂に埋もれてるみたいになってしまってるそうですけどね」
５月には現地でイベントを開催する計画も進められており、実現すれば初めて十三湊へ足を踏み入れることになりそうだ。
この曲で会社に恩返しも
三笠の芸能界でのスタートは15歳の時である。浪曲師松平国十郎の内弟子に入ったのが最初だ。しかし体調を崩し、浪曲師の道は諦めて歌手を目指すことになる。博多のクラブ歌手時代に記念盤として制作した「洞海湾の竜」が、メジャーデビューにつながった。
最初に所属したレコード会社の旧RVC時代には、「夫婦舟」「夫婦橋」「夫婦川」の夫婦シリーズ３部作を出し、販売枚数は200万枚という大ヒットを記録している。
でも今まで順風満帆であったわけではない。
３部作を出す前にはレコード店を訪問しても「売れてからもってこい」と相手にもしてくれなかった。「夫婦橋」を出す前のテスト盤が出来あがった時には、夫を交通事故で亡くしている。両親に子どもを預け、１人で上京するといったことも経験している。
さらにはヒット後には、レコード会社のRVCが解散してしまった。その流れをくむBMGビクターに属したものの、その後同社が演歌部門を廃止したことで、居場所がなくなってしまった。それがきっかけで現在のキングレコードに属したのである。
「移籍後はこれといったヒットもなく、拾ってもらった恩返しも出来ていない」といった思いをずっと持ち続けてきた。でも「風の十三湊」は、そんな思いを一掃してくれそうな勢いである。
三笠は今、声の続く限り歌い続けて行きたいと思っている。さらに各地をキャンペーンで歩くことで、「＜風の十三湊はヒットしているね＞と言われるぐらいにしたい」と、地道に人々に歌を届けることに専念する。それが「キングレコードへの恩返しになる」と張り切る。
休日には自宅できんぴらや切干大根など家庭料理を作ったり、日本画を描いたりする。
［三笠優子］
http://www.kingrecords.co.jp/mikasayuko/index.html
「風の十三湊」が発売されたのは２月24日。それよりも早く、テレビや雑誌の取材をはじめ、各地でのキャンペーンがスケジュール帳を埋めていた。連日歌い続ける忙しさだった。「夫婦舟」に続く夫婦シリーズ３部作では200万枚を売ったが、それ以来の充実ぶりである。
「デビューした当時は１日も休みがない忙しさを夢見ていましたが、それが実現したのは＜夫婦舟＞でしたが、その時以上の忙しさと充実感です」
音楽業界では最近、ＣＤの売れ行きが伸び悩んでいる。そんな時に出した新曲。ベテランの看板を脱ぎ捨てて、草の根をかき分けるように再び全国キャンペーンへ出た。関西では大阪、神戸で流行歌ライブに初めて出演した。
「風の十三湊」の１番の歌詞に出てくる＜砂山節＞ は、五所川原の民謡だ。１番と２番の間には、砂山節のメロディーも入っている。
歌は、両親を捨てるように故郷の十三湊を飛び出した主人公が、再び戻ってみた時には、すでに誰もいなく、そこには風の音と波の音、そして父親が口ずさんでいた砂山節が蘇ってくる、という内容だ。
舞台になっている十三湊は、14世紀初頭までは繁栄を極めていたというが、今は寒村で、その情景が歌詞と重なってくる歌でもある。
三笠は、まだ十三湊を見たことがないという。PRビデオも現地の映像と千葉県で撮影した三笠の映像を重ねて作った。
「“とさみなと”っていうからてっきり四国の高知県（土佐）なのかと思ったんですよ。私は愛媛県出身ですから故郷に近いとこだと思ったら、青森県の五所川原だったんです。十三湊は昔は松前船などで非常に栄えて、花街もあったりして華やいだ街だったそうなんです。今は歌詞にあるような磯舟が砂に埋もれてるみたいになってしまってるそうですけどね」
５月には現地でイベントを開催する計画も進められており、実現すれば初めて十三湊へ足を踏み入れることになりそうだ。
この曲で会社に恩返しも三笠の芸能界でのスタートは15歳の時である。浪曲師松平国十郎の内弟子に入ったのが最初だ。しかし体調を崩し、浪曲師の道は諦めて歌手を目指すことになる。博多のクラブ歌手時代に記念盤として制作した「洞海湾の竜」が、メジャーデビューにつながった。
最初に所属したレコード会社の旧RVC時代には、「夫婦舟」「夫婦橋」「夫婦川」の夫婦シリーズ３部作を出し、販売枚数は200万枚という大ヒットを記録している。
でも今まで順風満帆であったわけではない。
３部作を出す前にはレコード店を訪問しても「売れてからもってこい」と相手にもしてくれなかった。「夫婦橋」を出す前のテスト盤が出来あがった時には、夫を交通事故で亡くしている。両親に子どもを預け、１人で上京するといったことも経験している。
さらにはヒット後には、レコード会社のRVCが解散してしまった。その流れをくむBMGビクターに属したものの、その後同社が演歌部門を廃止したことで、居場所がなくなってしまった。それがきっかけで現在のキングレコードに属したのである。
「移籍後はこれといったヒットもなく、拾ってもらった恩返しも出来ていない」といった思いをずっと持ち続けてきた。でも「風の十三湊」は、そんな思いを一掃してくれそうな勢いである。
三笠は今、声の続く限り歌い続けて行きたいと思っている。さらに各地をキャンペーンで歩くことで、「＜風の十三湊はヒットしているね＞と言われるぐらいにしたい」と、地道に人々に歌を届けることに専念する。それが「キングレコードへの恩返しになる」と張り切る。
休日には自宅できんぴらや切干大根など家庭料理を作ったり、日本画を描いたりする。
［三笠優子］
http://www.kingrecords.co.jp/mikasayuko/index.html
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関西一熱い演歌番組「演歌 JACKS」
福島はじめ 相馬 明日酒
青木美香子 さわやかな歌声を響かせて
どら焼き どらちゃん
結構浪曲から転向して歌手になる方多いですね！
by k-hiro (2010-03-24 16:23)
演歌の時代が来るようになって欲しいですね。
やはり日本人は演歌ですよ!!
僕は、冠次郎さんが好きです。良い歌が沢山有るし
歌もお上手ですし聞いていると元気をもらえるようです。
通勤の車の中でいつも聞いてます（＾０＾）
by k-hiro (2010-03-24 16:30)
家の親父が氷川きよしさんの大ファンでCDを
全曲持ってます。今日も親父と新曲を買って来ました。
by k-hiro (2010-03-24 18:33)
こんばんは^^少し体調戻ってきました
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by りりー (2010-03-25 00:17)
15歳からなんですね、長いですね。
by pandan (2010-03-25 07:23)