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三代沙也可(キングレコード)、「桜の川」 涙しながら聴いてくれている人たちがいる [インタビュー]

三代2.jpg 好きで別れた あの人よ  今はただ面影・・・なつかしく。
 三代沙也可の新曲「桜の川」の2番の一節である。

 「歌が2番に来ると涙しながら聴いている人たちがいるんです」

 17作目になるシングルに、三代はワルツ調で演歌っぽくないところに、当初は「受け入れてもらえるだろうか」と不安も感じていたをという。
 しかし歌い始めると、ファンの意外な反応に驚いている。

 演歌ファンには中高年層が多い。誰もが一度は経験をしてきたことを、この歌は思い出させてくれるのだろうか。

 たくさんの人たちが応援してくれているという。
 キャンペーンで訪ねる先のファンからは「風邪を引かないで来てね」といった声援も届いている。

 実はワルツ調の歌を歌うのは、これで3曲目だ。2002年に出した「酒がたり」もそうだった。たくさんの人たちに愛された曲だったという。有線などでチャートの順位がアップして、売り上げも伸びた。

 今回も8年前のその時と同じような感覚だという。
 3月24日に発売して、すぐにチャート誌の演歌部門に初登場。8位という順位だったのが、それを証明しているようだ。
 「<桜の川>のキャンペーンで岐阜県大垣市のカラオケ喫茶店へ行った時、普段は歌とは縁遠いような人にも喜んでいただきました。今までのファン以外にも多くの人たちから支えられています」

三代1.jpg◆三代は今年8月でデビュー19年になる。
 1995(平成7)年、阪神淡路大震災をきっかけに、それまで住んでいた神戸を離れて、拠点を東京に移したが、デビューは関西からであった。

 昨年の「あなたの女」は、28年前に高田みゆき(コロムビア)が歌った曲のカバーだった。

 まだデビューする前、彼女が神戸市内でOLをしていた頃、ふる里の大分・日田市から娘を訪ねてきた父親を連れて有馬ヘルスセンターへ出かけた。

 そこで催されていた歌謡ショーで聴いたのが、白いスーツを着て歌っていた高田みゆきの「あなたの女」だったという。
 その場で三代は「レコードも買ったし、父と3人で写真も撮ってもらいました」と、存分に親孝行をした。
 まさか後に、その曲を自分が歌ってCDを発売するとは、その時には本人すら想像もしていなかったことは言うまでもない。

 20周年を前にして今年11月20日に、東京・椿山荘でディナーショーを開く。2年前から習い始めたという日舞も取り入れたステージも考える。
 「こんなに歌って来たんだという思いですね。無我夢中でした。お客様に支えられてここまで来ることができたのですが、皆さんはさらにいい歌を望まれますから、これからはもっと大変だと思います」

◆「桜の川」は、川面を桜の花びらが流れる風景を描いているが、人生をたとえた歌である。
 タイトルは<さくらのかわ>になっているが、歌の中では<さくらがわ>と歌う。
 確かにタイトルを<さくらがわ>にするよりも、助詞を入れたほうが趣が出る。

 ところで<桜川>は、大阪市内にも同じ地名があるが、全国にもあるらしい。
 そうした全国の<桜川>から「ぜひに来てほしい」といった声もたくさん寄せられているそうだ。

 地名ではなく兵庫県・夙川のカラオケ喫茶「桜川」のように、店の名前に<さくらがわ>と名付けた所からも声がかかっている。
 同店では6月12日にキャンペーンの予定らしいが、店では「<桜の川>を店のテーマ曲にしたい」と話しているそうである。

 前作の「あなたの女」で、それまで2枚目を演じていた自分がはじけて、2枚目半で歌えるようになったという三代。今まで以上に親近感を持たれるようになったのかもしれない。
 そんなところが、たくさんの人たちの応援を集めている理由かもしれない。


タグ:三代沙也可
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冬月みのり

倖せの花♪桜の川♪
歌ってます!

これからもお身体にお気をつけて頑張ってくださいm(__)m
by 冬月みのり (2013-09-19 10:02) 

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