夏木綾子(キングレコード) 「博多雨」 博多の<であい橋>を舞台に、しっとりとした演歌 [インタビュー]
◆新曲「博多雨」は、夏木綾子にとっては24枚目のシングルになる。瀬戸内かおるが作詞し、師匠の岸本健介が作曲している。博多の<であい橋>が舞台。前作の「おんな雨」に続く雨シリーズである。また、カップリングの「夢・・・歌の道」は、デビュー20周年を目前に控えた自身への応援歌のようでもある。
「博多雨」の2番の出てくる<であい橋>は、博多の中洲にある、人だけが通れる那珂川に架かる実在の橋だ。
正式名は福博であい橋。橋の上からは博多のネオン街も眺めることができ、川には屋形船も浮かぶ風情たっぷりの場所だという。今はデートスポットとしても有名だそうだ。
新曲は、この橋から生まれた。
待っても来ない男を夜の雨の中でひとり想い続ける女を、しっとりと歌う演歌である。橋は昔から男女の出会いと、別れの格好の舞台になってきた。プロモーションビデオも、ここで撮ったという。
夏木にはなぜか、<雨>のイメージがつきまとう。
「博多雨」をレコーディングした時、そして発売初日の4月7日も、雨だったという。だから、てっきり彼女は<雨女>かと思えば、元々は晴れ女だったそうだ。
雨女になったのは、「雨シリーズを歌うようになってから」だというから、歌の力は怖い。
今までに「酒しずく」「涙ひとすじ」「あじさい雨情」と、いろんな雨を歌ってきたが、「傘が大好きで、適度な雨は趣があっていいですね」と、すっかりと雨女になり切っている。
夏木が歌ってきた歌の中で、このようにしっとり感がただよう演歌は今までなかったという。
そのしっとり感を出すための工夫は―。
「博多人形のイメージのように、愁いのある優しさを感じ取ってもらえるように歌っています」
カラオケファンからの反応もいいようだ。
簡単に歌えそうに思える点が受け入れられている。
ところが「歌うほどに、捻りがたくさんあることに気が付き、かなり難しい歌ですが、メリハリがあって、チャレンジしてもらえる、歌い甲斐のある楽曲です」ともいう。
そんなこともあってか、カラオケランキングでは絶えず上位に顔を出しているし、ファンからは「心優しくなれる演歌であり、歌に品がある」と、今までにない賛辞も届いている。
◆歌の舞台になっている博多では2歳まで暮した。その後、しばらく大阪に移り住むが、再び博多へ戻っている。だから福岡は正真正銘の地元。だがデビュー曲が浪花ものであったことから、大阪のファンも少なくない。
デビュー曲「浪花の母」の続編である「浪花ごよみ」を、前作のカップリングに入れたのも、そうした大阪のファンへ向けてのサービスだった。
「大阪へ来ると<浪花の母><浪花ごよみ>へのリクエストが多い」
デビュー曲では「拠点を大阪に移して1年がかりで1000軒キャンペーンをやった」こともあって、20万枚を超すヒットになった。
今回もそれを思い出させてくれるかのようだ。
博多をはじめ大阪など各地でのキャンペーンでは、最近にないほどの力の入れようで、カラオケ喫茶やCDショップなどを丹念に訪問する。
どこも店に入りきれないほどの評判で、100人前後といったたくさんのファンが詰めかける会場もある。
5月には約4年ぶりに東京でもキャンペーンを行っている。
「このところ半年サイクルで新曲を出してきましたが、この曲は半年と言わずに、もう少し時間をかけてじっくりと歌っていきたい」
9月からは年末までは、再び各地をきめ細かく回り、徐々に全国へと足を伸ばしていく計画だ。
◆新曲のカップリング「夢・・・歌の道」は、歌の道を歩み続ける女を歌ったものだ。
人生の波を乗り越え、デビュー18年目を迎えている夏木の人生と重なる内容であり、彼女への応援歌とも聴こえる。
「博多雨」を作曲した岸本健介がプロデュースして、弟子である山田三三十が作詩し、泉夢人が作曲したという。
もちろん歌を聴く人たちすべてに向けての応援歌でもある。
夏木は「20周年の節目に向けて歌い続けたい」と言い、行く先々では必ず歌う曲に加えているという。
[夏木綾子オフィシャルウェブサイト]
http://natsukiayako.net/
「博多雨」の2番の出てくる<であい橋>は、博多の中洲にある、人だけが通れる那珂川に架かる実在の橋だ。
正式名は福博であい橋。橋の上からは博多のネオン街も眺めることができ、川には屋形船も浮かぶ風情たっぷりの場所だという。今はデートスポットとしても有名だそうだ。
新曲は、この橋から生まれた。
待っても来ない男を夜の雨の中でひとり想い続ける女を、しっとりと歌う演歌である。橋は昔から男女の出会いと、別れの格好の舞台になってきた。プロモーションビデオも、ここで撮ったという。
夏木にはなぜか、<雨>のイメージがつきまとう。
「博多雨」をレコーディングした時、そして発売初日の4月7日も、雨だったという。だから、てっきり彼女は<雨女>かと思えば、元々は晴れ女だったそうだ。
雨女になったのは、「雨シリーズを歌うようになってから」だというから、歌の力は怖い。
今までに「酒しずく」「涙ひとすじ」「あじさい雨情」と、いろんな雨を歌ってきたが、「傘が大好きで、適度な雨は趣があっていいですね」と、すっかりと雨女になり切っている。
夏木が歌ってきた歌の中で、このようにしっとり感がただよう演歌は今までなかったという。
そのしっとり感を出すための工夫は―。
「博多人形のイメージのように、愁いのある優しさを感じ取ってもらえるように歌っています」
カラオケファンからの反応もいいようだ。
簡単に歌えそうに思える点が受け入れられている。
ところが「歌うほどに、捻りがたくさんあることに気が付き、かなり難しい歌ですが、メリハリがあって、チャレンジしてもらえる、歌い甲斐のある楽曲です」ともいう。
そんなこともあってか、カラオケランキングでは絶えず上位に顔を出しているし、ファンからは「心優しくなれる演歌であり、歌に品がある」と、今までにない賛辞も届いている。
◆歌の舞台になっている博多では2歳まで暮した。その後、しばらく大阪に移り住むが、再び博多へ戻っている。だから福岡は正真正銘の地元。だがデビュー曲が浪花ものであったことから、大阪のファンも少なくない。
デビュー曲「浪花の母」の続編である「浪花ごよみ」を、前作のカップリングに入れたのも、そうした大阪のファンへ向けてのサービスだった。
「大阪へ来ると<浪花の母><浪花ごよみ>へのリクエストが多い」
デビュー曲では「拠点を大阪に移して1年がかりで1000軒キャンペーンをやった」こともあって、20万枚を超すヒットになった。
今回もそれを思い出させてくれるかのようだ。
博多をはじめ大阪など各地でのキャンペーンでは、最近にないほどの力の入れようで、カラオケ喫茶やCDショップなどを丹念に訪問する。
どこも店に入りきれないほどの評判で、100人前後といったたくさんのファンが詰めかける会場もある。
5月には約4年ぶりに東京でもキャンペーンを行っている。
「このところ半年サイクルで新曲を出してきましたが、この曲は半年と言わずに、もう少し時間をかけてじっくりと歌っていきたい」
9月からは年末までは、再び各地をきめ細かく回り、徐々に全国へと足を伸ばしていく計画だ。
◆新曲のカップリング「夢・・・歌の道」は、歌の道を歩み続ける女を歌ったものだ。
人生の波を乗り越え、デビュー18年目を迎えている夏木の人生と重なる内容であり、彼女への応援歌とも聴こえる。
「博多雨」を作曲した岸本健介がプロデュースして、弟子である山田三三十が作詩し、泉夢人が作曲したという。
もちろん歌を聴く人たちすべてに向けての応援歌でもある。
夏木は「20周年の節目に向けて歌い続けたい」と言い、行く先々では必ず歌う曲に加えているという。
[夏木綾子オフィシャルウェブサイト]
http://natsukiayako.net/
暑い中、みなさん頑張っておられるんですね。
キャンペーンは大変ですよね。
by hatumi30331 (2010-08-14 15:41)