サンプラザ中野くん 故阿久悠作詞の阪神応援歌 ９月22日発売 満員御礼の京セラドームで初披露

◆2007年に亡くなった作詞家の阿久悠さんが、92年に作詞し、長くお蔵入りになっていたプロ野球球団の阪神タイガースの応援歌「野球狂～拝啓タイガース様～」（コロムビアミュージックエンタテインメント）を、熱烈な阪神ファンとして知られ、今年、再結成を発表したばかりの歌手のサンプラザ中野くんが、2010年８月25日、３万6000人の満員御礼の京セラドーム大阪で行われた広島戦の試合前に初披露した。コロムビアミュージックエンタテインメント大阪営業所のスタッフも、阪神優勝と応援歌の大ヒットを祈願し、所員全員が虎Ｔシャツを着用してイベントを盛り上げた＝写真・下＝。

虎Ｔシャツを着て応援歌の大ヒットを祈願したコロムビア大阪営業所所員

　鉢巻きに縦じまの法被姿のサンプラザ中野くんは、電光掲示板下のスタンドに登場。
　阿久悠さんが18年前に書き上げていたという「野球狂～拝啓タイガース様～」と、カップリングの「六甲おろし」を熱唱した。

　この応援歌は、熱烈な野球ファンであり、阪神ファンでもあった故・阿久悠さん（兵庫県洲本市出身）が92年に書き上げた遺作。
　当時は発売に至らずお蔵入りになっていたが、18年の時を経て９月22日に発売されることになった。

　阿久悠さんの詩が電光掲示板に大きく映し出されると、タイガースファンの中には、タイガースへの愛情あふれる歌詞に思わず涙ぐむファンもいた。

　サンプラザ中野くんも40年来の大の阪神ファン。
　当日は試合も観戦した。５点差を金本の逆転満塁ホームランで勝ち越すと、周りのファンと勝利のタッチをするなど大興奮。
　「今年は優勝できる。最後は気力しかない。この曲で阪神が優勝出来るよう盛り上げていきたい」と声援を送るとともに、「勝った時には＜六甲おろし＞、負けたときには＜野球狂～拝啓タイガース様～＞を歌って欲しい」と、ファンに呼びかけていた。


野球狂 ～拝啓タイガース様～
作詩：阿久 悠／作曲：山崎一稔／編曲：都　啓一
歌：サンプラザ中野くん







拝啓　拝啓タイガース様
私とあなたは
黄色い糸で結ばれています
運命です　宿命です
ただのファンじゃないのです
あなたが傷つくと
私の心が血を流し
日に日にやせて行くのです
わかりますか
おわかりですか
妻は去り　子は去り　友は去り
それでも　やっぱり
タイガースなのです
※街のどこかの野球狂
水割りグラス　ひき寄せて
明日（あす）は　明日は　勝て　勝て
明日は　勝て

拝啓　拝啓タイガース様
今でも私は
六十年に酔いしれています
お祭です　天国です
あれぞまさしく奇跡です
この世に風穴を
ドカンと通したあなたなら
男の夢がわかるでしょう
如何ですか
納得ですか
妻は去り　子は去り　友は去り
それでも　やっぱり
タイガースなのです
過去のビデオを繰り返し
三連発のホームラン
夢じゃ　夢じゃ　ない　ない
夢じゃない

※くりかえし



［野球狂～拝啓タイガース様～］
http://columbia.jp/prod-info/COCA-16412/

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