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ミュージシャングランプリOSAKA’10 「僕と、キョリ」を歌った山本みなみさんがグランプリ  ゲストの植村花菜は続けることが夢の実現になる―と激励 [ミュージシャングランプリOSAKA]

グランプリの山本みなみさん.jpg◆大阪が生んだ作曲家、服部良一に続く人材を発掘し、関西のポピュラー文化を全国へ、そして世界へ広めようと行われている「ミュージシャングランプリOSAKA」(主催・ミュージシャングランプリOSAKA実行委員会)の決勝大会、ファイナルステージが、2010年9月25日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開かれ、グランプリに兵庫県の山本みなみさん(20) = 写真・右 = が選ばれた。




 第1回グランプリ受賞の植村花菜(キングレコード)がゲスト出演。今回は大ヒット曲「トイレの神様」など4曲を披露し、同実行委員会のメンバーである大阪市の平松邦夫市長から大ヒットを祝う花束が植村に贈られた。

 ミュージシャングランプリOSAKAは年齢、国籍を問わず誰でも参加できるポピュラーミュージックのコンテスト。とりわけ関西の次世代の文化を高め、全国、世界へ発信していくことを目的に毎年開催されている。

 今回は9回目で、過去最多の598組953人からの応募があり、1次、2次の予選会を経て、最年少の小学6年の女児を含む10組が選ばれ、ファイナルステージに出場した。いずれもオリジナルの楽曲を披露した。

 開会のあいさつで実行委員長の作詞家もず唱平は「地方と中央の文化発信力は1対350といった具合に、大きな格差がある。出場する10組はいずれも大阪から発信する文化の若い担い手として期待したい」と、出場者全員を激励していた。

平松邦夫市長.jpg
平松市長から花束を贈られた植村

 10組全員が歌い終わって、会場の観客約800人のファン投票を含む最終審査が発表された。
 グランプリは「僕と、キョリ」を歌った山本みなみさんが受賞した。このほか準グランプリにはトリコロール(「Starting Point」)と琢磨(「My Answer」)が選ばれ、審査員特別賞にはアキドリ(「ヒーロー」)、ファン投票1位賞は琢磨が獲得し、準グランプリとダブル受賞になった。

 グランプリ受賞の山本さんは「小学生の頃から作詞をしていました。16歳からは路上で歌っており、今はもっぱら姫路で歌っています。受賞はとてもうれしく、何と言っていいかわかりません」と、喜びを笑顔いっぱいに表していた。

 審査委員長の音楽評論家の小西良太郎氏は「閉そく感が漂う世の中を反映してか、背中を押すとか、元気を与えるといった曲が目立った。出場者では女性が目立ち、もっと男の子がんばれよ-と言いたい」と総評していた。

メジャー最後と思って歌った「トイレの神様」


植村花菜.jpg◆この日は植村花菜 = 写真・右 = と、大阪市と姉妹都市の提携を結んでいる中国・上海から歌手で俳優でもある柏栩栩(バイ・シュウシュウ)がゲスト出演した。

 植村は、毎回、ノーギャラで出演しているが、今年は「トイレの神様」が大ヒットしていることもあって、彼女のステージへの期待を募らせる観客も多く、珍しくスポーツ紙も取材するほどだった。




 第1回大会でグランプリを獲得し、キングレコードからメジャーデビューした植村は、グランプリ受賞曲の「背中」やヒット曲の「トイレの神様」、そして地元の川西市を歌った「猪名川」、彼女の2枚目のシングル「ミルクティ」の4曲を歌った。

 歌い終わって植村は「8歳の時から歌手になりたいと思っていました。夢は実現したものの、売れない時期が長く続きました。レコード会社から契約を切られるかもしれないと不安感がいっぱいで、最後のつもりでミニアルバム「わたしのかけらたち」を出したところ、収録曲の<トイレの神様>が売れました。天国のおばあちゃんのプレゼントだったと思います。何事でも続けていくことです。止めなければ夢は続きます。死ぬ瞬間まで歌っていたいです」と、この日出場した後輩へアドバイスを贈り、最後に深々と頭を下げていた。


 また、植村に花束を渡した平松大阪市長は「今年1月に母親を亡くしたが、その後、市長室でもずさんから頂いたCDを聴いた時、<もう、堪忍して>という想いになった」と、曲への印象を語っていた。







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matcha

服部良一に続く人材、服部良一が偉大なだけに
難しいですが、続けていただきたいですね。
by matcha (2010-09-27 11:59) 

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