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千葉一夫(キングレコード)、新曲「みれん船」で切ない女心を歌う 「関西はめっちゃ好きやねん」 [インタビュー]

千葉一夫.jpg◆北海道から沖縄まで全国津々浦々をキャンペーンで歩いている。そのフットワークの軽さよってヒットにつなげてきた千葉一夫 = 写真・左 =
デビュー31年になるベテランだ。もともと「派手なデビューではなかった」と、自らが振り返るように今まで着実さをウリにしてきた。

 2010年5月26日に発売した新曲「みれん船」(作詞たきのえいじ、作曲岡千秋、編曲南郷達也)は、千葉が得意とする情景描写を織り交ぜながら切ない女心を歌う女歌だ。「深みのある楽曲で、ソフトな歌いの中にも高音を気持ちよく出してもらいたい」と、歌好きの人たちにアドバイスする。

 千葉県銚子市の出身とあって関東での活動が目立つが、関西には月に1、2回の頻度でやって来ている。今でこそ「関西はめっちゃ好きやねん」と話すが、当初は受け入れられるかが心配だったという。
 しかし、丹念に回り続けるカラオケ喫茶キャンペーンなどが功を奏して、今は60~70歳代を中心にファン層が拡大している。

 今年9月、大阪発流行歌ライブに1年ぶりに出演した。
 大阪流行歌ライブとは6、7年前からの付き合いだ。ちょうど関西での売り込みに力を入れ始めた頃だった。
 四国を含めた関西を舞台にした歌も、「徳島の雨」「吉野川」「明石海峡」など少なくない。

千葉一夫2.jpg 彼が歌うのはいずれも、女心の切なさをしっとりと表現した<女歌>だ。
 「昔はもっと飛んだ歌を歌って冒険をしていましたね。今は歌がワンパターンになっているようで。これでいいのか、といった気持ちもあり模索をしています」

 冒険してみたい気持ちはいつも持ち続けている。
 09年1月に出した「おまえの噂」は、少しだけ冒険を試みたという。心配するまでもなくファンの反応も良かった。



 今年6月には初めて米国・サンフランシスコで、70歳代などたくさんの年配の日系人を集めて約1時間のゲスト公演を行った。彼にとっては冒険だったかもしれない。
 オリジナル曲とともに「人生の並木道」(ディック・ミネ)「小島通いの郵便船」(青木光一)など懐かしの昭和の名曲をメドレーで歌うと会場は拍手のうず。
 帰国後には初のカバーアルバム「艶歌ごころ」を出している。これは「北の旅人」や「雪国」「おゆき」「氷雨」など、心に残る懐かしの名曲ばかり12曲を収録している。

 全国を駆け巡るキャンペーンには体力が欠かせない。中学時代に陸上競技をしていたが、今は腹筋が唯一の体力作りとか。酒も煙草もやらない。
 これからもあせらずに地道に歌っていくという。来年2月には新譜の発売が待っている。



[千葉一夫公式サイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫ブログ]
http://blog.oricon.co.jp/blueboy




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