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竹川美子(日本クラウン)、初の大阪もの新曲「浪花恋人情」 新鮮さ漂うマイナー旋律 [インタビュー]

竹川2.jpg◆「江釣子のおんな」(作詞・池田充男、作曲・叶弦大、編曲・前田俊明)で2003(平成15)年にデビューして9年目になる竹川美子 = 写真・左 = 。1月12日に発売した新曲「浪花恋人情」(作詞・水木れいじ、作曲・岡千秋、編曲・前田俊明)は、10枚目のシングルで初めての大阪ものに挑戦している。


 「浪花恋人情」は、明るい曲調が多い大阪ものには珍しく旋律はマイナー調で、新鮮さを感じさせる。大阪府大東市にある野崎観音を舞台にした東海林太郎が歌った「野崎小唄」の一節を挿入するなどの工夫も凝らす。
 歌詞にも出てくる法善寺では、1月14日にヒット祈願もしたほどの力の入れようだ。




 大阪ものでは定評のある岡が作曲をしている、というのも話題だ。
 かつて「お蝶次郎長恋姿」(作詞・たかたかし、編曲・池多孝春)で、竹川とデュエットしているほか作曲も担当したが、彼女がひとりで歌ったのは今回が初めて。

 「発売前に東京都内で新曲発売の案内をしたところ<舞踊に使ってみたい>といった問い合わせをいただいたり、全国的に話題が広がっているようです」と竹川。

 とは言うものの、地元である大阪のCDショップの店頭では、早くから演歌ファンの指名が多いという。「身近に感じてくれている人も多い」ようで、1月15日に大阪・十三の恵比須堂えんかjinで行ったインストアライブには、男性を中心にたくさんのファンが詰めかけた。ツーショット撮影会も長蛇の列ができていた。





 歌は「あんたの時代は必ずやって来る」と、女性が男性を支えるという内容。
 <粘り強く、何事にもめげない>と自分性格を分析する竹川らしく「控えめではあるが、男性と一緒に歩んでいく姿には共感します」と、歌の世界に入り込んでいる。



竹川1.jpg


◆デビュー曲の「江釣子のおんな」は発売2年間で、20万枚を超える大ヒットを記録して、竹川美子の名前を一気に演歌ファンの間に定着させた。
 しかし、最初は曲が独り歩きして「私が歌っているのだとわかってもらうまで時間がかかりました。多くの皆さんにカラオケを歌ってもらったことで、名前と曲名を覚えてもらいました」ということもあった。

 竹川には寒い土地のイメージが重なる。
 出身は広島市の隣りに位置する安芸郡府中町という温暖な土地だが、それに反して歌の舞台は北国が多い。
 前作の「螢川」は富山が舞台だし、その前の「雪の十日町」は日本有数の豪雪地帯と言われる新潟県南部の十日町、「雪の海峡 津軽」は青森だ。
 岩手県北上市を舞台にしたデビュー曲の絶大な影響なのかもしれない。


 作曲家の叶弦大に内弟子として入門してからずっと住んでいる静岡県伊豆長岡では、日舞や三味線、民謡などの練習にも精を出す。
 「ステージで生かせるように自分のものにしていきたい」
 さらに今年は「10周年に向けて自分を磨き、1作1作を大切に歌っていきたいです。歌を聴いてくださる人たちが、心を和ませたり、また、私のいろんな歌を聴いてみたい、と思っていただけるようになりたいです」と、オリジナルコンサートを開くことにも意欲を燃やす。



[竹川美子オフィシャルサイト]
http://www.mikoweb.jp/
[美子の日記]
http://www.mikoweb.jp/diary/





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りりー

こんにちは^^☆
by りりー (2011-01-23 14:49) 

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