エンレイ(ポニーキャニオン)、「テレサの羽根 / 時の流れに身をまかせ~パート2~」発売 憧れの歌手を歌う 大阪で業界関係者を招いてコンベンション [インタビュー]
◆中国からやって来た歌手、エンレイ(媛麗) = 写真・右 = が昨年11月にリリースした「テレサの羽根 / 時の流れに身をまかせ~パート2~」は、1995(平成7)年に42歳で亡くなったテレサ・テンに捧げる内容になっている。
テレサの歌を数多く手がけている作詞家の荒木とよひさが総合プロデュースして、両作品ともに自らが書き下ろしている。その荒木が「エンレイは、テレサの世界を表現できる初めて出会った歌手」と褒めちぎる。
両親が聴いていたテレサの曲を「3歳の頃から耳にして育った」とうエンレイ。テレサ・テンは子どもの頃からの憧れの歌手だったという。
エンレイが歌う「テレサの羽根 / 時の流れに身をまかせ~パート2~」は、まさにテレサ・テンが歌っているかのような錯覚に陥ってしまう。
2011年2月4日、大阪市中央区のライブハウス「ミュージッククラブ ジャニス」に、関西の業界関係者を集めて開かれた発売記念コンベンションでは、白い洋服でステージに現れたエンレイは、「テレサの羽根」「時の流れに身をまかせ~パート2~」とともに、テレサとデュエットした「別れの予感」、人と人の出会いを大切にし長寿を祝う歌「但願人長久」を中国語で歌った。
会場に顔を見せた荒木は「今までにテレサの跡を継ぎたいという歌手はいたが、今までぼく自身、テレサを超える作品を書けそうにもなく、その気にならなかったが、彼女の声を聴いてそんな思いは吹き飛んだ」と話すように、その歌声は聴く者の心にしみ込んでくる。
テレサの世界を歌い継ぐエンレイ
中国・景徳鎮出身の彼女は中国での歌手活動の後、05年にテレサ・テン追悼曲で日本で歌手デビューしている。06年から08年には九州全県で日中ソロコンサートを開いているが、期間中に延べ2万人をも動員した実績を持つ。
彼女は大阪との縁も深い。
上海から船で2日半をかけて、初めての日本にやって来た時、着いたのは大阪港だった。07年には大阪梅田劇場での舞台「何日君再来」にテレサ役で出演している。
「大阪は食べる者がおいしいし、懐かしい土地です。中国と大阪は、はっきりと物を言うところなど、良く似たところがあります」
2人の出会いについてなどを話すエンレイ(左)と荒木
エンレイは<縁>という言葉を良く使う。
祖母が日本人というのも、テレサの歌に惹かれたこと、日本で荒木に出会ったことすべてが<縁>による結びつきだ。
エンレイが荒木と出会ったのは昨年9月だった。「テレサの世界を歌っているコンサートを聴いたのが初めてだった」と荒木。
「この娘ならばテレサの世界を表現できる」と直感的にひらめいた荒木だったが、「彼女に好きな歌はなに? って聞いたんです。そしたら1988年にテレサ・テンがリリースした<恋人たちの神話>(作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかし)が一番好きと言う。ぼくも大好きなベスト5に入る楽曲だったことから、それを聞いて一緒に仕事をしようと思った」
これも<縁>である。
今回の新曲「テレサの羽根」を書くことにつながった。「時の流れに身をまかせ~パート2」は、前作の「時の流れに身をまかせ」から25年後を描いた。メロディーは前作と同じで、その後の主人公に思いをはせる内容だ。
恋人たちの神話
このジャンルでは久々の大阪でのコンベンションを開いたポニーキャニオンでは「昨年は<トイレの神様>のヒットが関西から火が付いたように、エンレイもそのストーリーに乗せたい」と意欲的。
エンレイも「荒木先生から教えてもらったように、自分の心に伝わる歌っていきたい」と、全力投球の構えで、アルバムの制作にも取り掛かっているという。
6月からは「テレサの羽根~エンレイ コンサート」を全国で展開するが、関西でも守山市民ホール(6月24日)、舞鶴市総合文化会館(同26日)、加古川市民会館(7月14日)、姫路市文化センター(同15日)が決定している。
[エンレイ オフィシャルサイト]
http://en-ray.asia/
テレサの歌を数多く手がけている作詞家の荒木とよひさが総合プロデュースして、両作品ともに自らが書き下ろしている。その荒木が「エンレイは、テレサの世界を表現できる初めて出会った歌手」と褒めちぎる。
両親が聴いていたテレサの曲を「3歳の頃から耳にして育った」とうエンレイ。テレサ・テンは子どもの頃からの憧れの歌手だったという。
エンレイが歌う「テレサの羽根 / 時の流れに身をまかせ~パート2~」は、まさにテレサ・テンが歌っているかのような錯覚に陥ってしまう。
2011年2月4日、大阪市中央区のライブハウス「ミュージッククラブ ジャニス」に、関西の業界関係者を集めて開かれた発売記念コンベンションでは、白い洋服でステージに現れたエンレイは、「テレサの羽根」「時の流れに身をまかせ~パート2~」とともに、テレサとデュエットした「別れの予感」、人と人の出会いを大切にし長寿を祝う歌「但願人長久」を中国語で歌った。
会場に顔を見せた荒木は「今までにテレサの跡を継ぎたいという歌手はいたが、今までぼく自身、テレサを超える作品を書けそうにもなく、その気にならなかったが、彼女の声を聴いてそんな思いは吹き飛んだ」と話すように、その歌声は聴く者の心にしみ込んでくる。
テレサの世界を歌い継ぐエンレイ
中国・景徳鎮出身の彼女は中国での歌手活動の後、05年にテレサ・テン追悼曲で日本で歌手デビューしている。06年から08年には九州全県で日中ソロコンサートを開いているが、期間中に延べ2万人をも動員した実績を持つ。
彼女は大阪との縁も深い。
上海から船で2日半をかけて、初めての日本にやって来た時、着いたのは大阪港だった。07年には大阪梅田劇場での舞台「何日君再来」にテレサ役で出演している。
「大阪は食べる者がおいしいし、懐かしい土地です。中国と大阪は、はっきりと物を言うところなど、良く似たところがあります」
2人の出会いについてなどを話すエンレイ(左)と荒木
エンレイは<縁>という言葉を良く使う。
祖母が日本人というのも、テレサの歌に惹かれたこと、日本で荒木に出会ったことすべてが<縁>による結びつきだ。
エンレイが荒木と出会ったのは昨年9月だった。「テレサの世界を歌っているコンサートを聴いたのが初めてだった」と荒木。
「この娘ならばテレサの世界を表現できる」と直感的にひらめいた荒木だったが、「彼女に好きな歌はなに? って聞いたんです。そしたら1988年にテレサ・テンがリリースした<恋人たちの神話>(作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかし)が一番好きと言う。ぼくも大好きなベスト5に入る楽曲だったことから、それを聞いて一緒に仕事をしようと思った」
これも<縁>である。
今回の新曲「テレサの羽根」を書くことにつながった。「時の流れに身をまかせ~パート2」は、前作の「時の流れに身をまかせ」から25年後を描いた。メロディーは前作と同じで、その後の主人公に思いをはせる内容だ。
恋人たちの神話
このジャンルでは久々の大阪でのコンベンションを開いたポニーキャニオンでは「昨年は<トイレの神様>のヒットが関西から火が付いたように、エンレイもそのストーリーに乗せたい」と意欲的。
エンレイも「荒木先生から教えてもらったように、自分の心に伝わる歌っていきたい」と、全力投球の構えで、アルバムの制作にも取り掛かっているという。
6月からは「テレサの羽根~エンレイ コンサート」を全国で展開するが、関西でも守山市民ホール(6月24日)、舞鶴市総合文化会館(同26日)、加古川市民会館(7月14日)、姫路市文化センター(同15日)が決定している。
[エンレイ オフィシャルサイト]
http://en-ray.asia/
「恋人たちの神話」
この曲、大好きです。また、再録音しようかな。
by matcha (2011-02-08 22:35)