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藪下将人 和歌山を歌うシンガーソングライター 1stアルバム「来てくれよ」をリリース [インタビュー]

藪下将人 = 写真・下 = は和歌山在住のシンガーソングライターである。2011年1月9日に、初めてのアルバム「来てくれよ」をリリースした。タイトルの通りに<和歌山へ来てくれ>と、和歌山県の良さを歌う内容の同名曲をはじめ、和歌山県串本町の老舗羊羹専門店、紅葉屋本舗のCMソングなど、すべてオリジナルの12曲を収録している。これからも和歌山ソングにこだわるこで、<がんばれ和歌山>の応援メッセージを送り続けたいと話す。


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和歌山を歌い続ける藪下将人


 和歌山県内を中心に活動を続ける。
 ウインズが主催するミュージックコンテスト<プリズムミュージックウェイブ関西インディーズミュージシャンコンテスト>で04年にグランプリを獲得、05年には和歌山音楽祭でもグランプリを受賞した。
 ファーストシングル「がんばれ故郷」を2008年にリリース。次いで09年にはセカンドシングル「I love 和歌山」を発売した。「がんばれ故郷」は、09年の河島英五音楽賞で最優秀賞を受賞している。


 本格的に音楽を始めたのは20歳からだという。プロを目指して<キンキのおまけ>と言われていた和歌山から大阪へ出たのが、そのスタートだった。
 「3歳の頃から演歌を歌っていました。初めてステージで歌ったのは4歳のときで北島三郎の<まつり>や三橋美智也の<古城>を歌っていたのを記憶しています。聴いてくれる人たちが喜んでくれるのが嬉しかったですね」

 成長するにつれて歌とは遠ざかっていったが、高校を卒業する頃から再び歌い始めた。 親友がギターを弾き、藪下が歌ってストリートデビューした。JR和歌山駅前などで1年ほど続けた。
 「日高町と違って和歌山駅前は大都会。最初は人前で歌うのが恥ずかしくて、人通りが少なくなる夜10時頃から歌い始めていました。それでもドキドキものでした」

 理容師を養成する専門学校へ通い資格も取り、就職も決まっていた。
 それでもプロ歌手になりたいの一途で、2人して向かった大阪ではJR天王寺駅の南口あたりで歌い始めた。同じ大阪のストリートライブからメジャーデビューしたコブクロの歌をおもにカバーしていた。
 2人は02年に解散する。その後、藪下はソロで大阪市などがストリートミュージシャングランプリ(現・ミュージシャングランプリOSAKA)にも出場している。
 「トイレの神様」が大ヒットしている植村花菜とは、予選大会では一緒だったという。





 和歌山県を拠点に活動を続けているJ-POPユニットのウインズから「和歌山に帰ってこいよ」と声をかけられたのが5年前だった。それから和歌山での活動に専念し始めた。
 ウインズは、1986年「一発逆転」というバンド名で、生まれ育った和歌山県をパロディーにした「キンキのおまけ」でメジャーデビューしている。
 藪下にとっては地元の大先輩だ。
 エフエム大阪(85.1)で毎週日曜日の午前8時から放送されている「ウインズの気分上々」には、ウインズの平阪佳久、田口牧とともにレギュラー出演する。

 番組に出演することがきっかけになってエフエム大阪の子会社、ネットワークス851が藪下の活動をバックアップしている。
 それに応えて「和歌山をテーマにした歌で、和歌山からヒットを目指したい」と意気込む。


来てくれよ.jpg 和歌山にこだわり続ける理由は?

 「紀南にこそ和歌山の良さがあります。マリンスポーツが盛んなすさみ町、世界遺産の熊野古道がある新宮市、那智の滝やまぐろで知られた勝浦町、イルカやクジラの町の大地町など観光の宝庫です。生まれ育った由良町は石灰岩でできた白崎海岸がありスキューバーダイビングができます。それを歌にするとで東京の歌手にはないアーチスト性を出せると思います」

 まるで紀南の観光大使のように、次々とポイントを説明してくれた。


 和歌山へ帰ってから歌う傍ら、県内の福祉施設で介護のアルバイトをしている。ヘルパーの資格も取得して、デイサービスの送迎から入浴介助などを行う。年に1回、ここで行われる文化祭では歌を披露しているという。

 ファーストアルバムは12曲中6曲までが和歌山を歌ったものだ。これからも「和歌山をテーマにした歌を歌っていきたい」としており、「歌を聴いて和歌山を知ってもらうきっかけになれば、と思っています。」
 今年1月には東京・六本木ヒルズで開かれた和歌山県の<そろそろ和歌山に行ってみようキャンペーン>に出展した紅葉屋本舗ブースで「紅葉屋本舗~羊羹の歌」を歌った。


 ファーストアルバム「来てくれよ」発売記念ワンマンライブを2月26日に大阪市北区中津の「ミノヤホール」で開く。3月20日には三重県紀宝町の「ミュージックカフェ・フォークス」でも予定している。



[藪下将人公式Webサイト]
http://yabushitamasato.com/index.htm
[来てくれよ]





「紙」と共に去りぬ

「紙」と共に去りぬ

  • 作者: でんご つねお
  • 出版社/メーカー: リベルタ出版
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: 単行本






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