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青戸健(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、明るく賑やかに「五右衛門さん」 改造・青戸が歌うニューソング [インタビュー]

青戸1.jpg

改造中の別人・青戸健


◆しっとり演歌の青戸健 = 写真・上 = が1月19日に出した新曲「五右衛門さん」は、まったく別人<青戸>を感じさせる。今までは渋い曲調の歌が多かったが、今回は180度路線転換をしている。しかもステージでは金色のドテラを着て、とにかく賑やかで明るさを振りまくなど、閉そく感いっぱいの社会に風穴を開けるかのようだ。


 嫌な不景気風を吹き飛ばすかのように、元気節が全編に流れている。
 ファンを前にした歌唱指導でも「この歌はうまく歌おうと思わずに、芝居の中で石川五右衛門を演じているかのような気分で、しかも楽しく軽快に歌うのがポイント」と、青戸は指摘している。
 歌の中に出てくる♪ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな ~ の部分では、青戸の姿は芝居で見栄を切っているかのようである。




 青森県八戸市の高校を卒業後、歌手を目指して18歳で上京。何度も挫折しかかったものの、粘り強い東北人らしく辛抱を重ね、46歳の時、ビクターエンタテインメントから「人生男坂」で歌手デビューしている。

 昨年はデビュー15周年記念曲「酒ごよみ」を出した。
 そのデ青戸に一体、何が起こったのか、と思わせるような「五右衛門さん」。
 新しく青戸を担当することになったディレクターが、今までの青戸健を一度リセットして、名前をもっとたくさんの人に知ってもらおう―と提案して<青戸改造プロジェクト>は歩み出した。

 「15年やってきて、ここらで是非ともテレビの大きな番組に出たいといった目標もあり、イメージチェンジも必要かなと思っていました。そんな時、三波春夫さんや村田英雄さんを感じさせ、しかも黒駒勝蔵、左甚五郎、石川五右衛門といった歴史上の人物を題材の曲を、といった話がありました。その中から今回の五右衛門が選ばれたのですが、最初は恥ずかしかったし、マネージャーも反対していました。しかし手拍子演歌でノリもいいことから、この歌で1歩踏み出すことにしました」

 従来の路線であれば一定のファンは付いている。CDの販売枚数もある程度は読める。しかし、今回のような冒険は大外れすることもありうる。
 そうすれば目も当てられない。
 発売から1ヵ月が経った今、反応はどうなのだろう。
 デビュー当時からのファンの間では、少し戸惑いもあるようだが「店頭やカラオケサークルのキャンペーンでは、ノリがいい歌なので会場は盛り上がっています。それに合わせてCDも順調に売れています」と、出足はまずまずの様子だ。

青戸2.jpg この曲は楽しいノリのいい曲調とともに、もうひとつ楽しむポイントがある。
 それは衣装である。

 青戸は、今回、キラキラと輝いた金色のドテラを着て歌っている。
 もちろん石川五右衛門をイメージしたものだ。10年前に作ったという舞台の時代劇で使っていたものを引っ張り出してきた。

 「少々重いのと、生地が厚いこともあって、夏場にはレースなど夏用のドテラも考えなければいけません」




 キャンペーンのステージでは洒落が続出する。
 先頃、大阪・十三の恵比須堂で行った1年ぶりのインストアライブでは「痩せようと、最近イカを食べています。何故かって? ゲッソりするから」とか「八戸に住んでいる母親はウナギを食べる時にはナイフとフォークを使います。ウナギが洋食(養殖)だからです」などいった具合に、オヤジギャグがぽんぽんと出る。

 「日頃からネタ帳を持ち歩いています。面白い話を聞くとメモしておくんです」

 静の青戸から動の青戸へと、明らかに進化している様子を、こんなところでも感じ取れる。



[青戸健公式ホームページ]
http://www.aotoken.com/





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