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夏木綾子(キングレコード) 25作目の新曲「雪花挽歌」 自身の代表曲にと淡い女心を歌い上げる [インタビュー]

夏木綾子2.jpg夏木綾子 = 写真・右 = の代表曲と言えばデビュー曲の「浪花の母」(平成5年)「あじさい雨情」(平成17年)などが挙げられる。今でもリクエストは数多い。それに匹敵する曲に育てたい、と意欲を見せるのが新曲「雪花挽歌」である。売れ行きも好調で、発売日の2011年1月12日から全国キャンペーンを展開している。









 新曲「雪花挽歌」は、春風に舞う雪のようにはかない女心を歌ったものだ。
 デビュー曲の「浪花の母」を超すようなヒット曲にしたい―と、夏木は力を込めて話す。「浪花の母」は20万枚を超える枚数が売れた。
 そのためには「1年でも2年でも長く歌い続けたい」とも。

 「雪花挽歌」は、それを十分に感じさせるだけの楽曲であるし、夏木の歌唱からもまた、何としても自身の代表曲に、といった強い意気込みが感じられる。




 ♪ 雪が~~  雪花挽歌
 多くの人に歌われる歌には、必ずこうした印象に残る歌詞がある。
 このフレーズが「雪花挽歌」の中で最もポイントといって良いだろう。
 ここが歌いたくて練習しているといった人たちも少なくないという。

 曲に登場するのは、春のやさしい雪だ。
 舞台は北国。
 トンネルを出ると、そこは雪が降り積もった海沿いの小さな駅。
 そんな映画を思い起こさせるようなドラマチックなシーンを想像しながら夏木は歌う。

 破れ去った恋を忘れるために出かけるのは南国ではなく、こうした北国が以合う。
 「哀しみのヒロインを演じられるのが演歌のいいところです。聴いて頂いている方、歌ってもらっている人たちも、同じようにヒロインになれます」

 雪がタイトルに付くのは「雪しぐれ」(平成20年)、「雪桟橋」(平成8年、「夫婦きずな」のカップリング)に次いで3曲目だ。
 「あじさい雨情」をはじめ雨シリーズ3作は彼女の人気曲であるが、今回の新曲は新たに<雪シリーズ>として定着しそうだ。


夏木綾子3.jpg

 カップリングの「出逢い酒」は、「大阪夢情」(平成12年)のカップリングとして発売されたが、カラオケファンからはリクエストの多い1曲だという。
 縄暖簾がかかる赤ちょうちんで、久しぶりにコップ酒を酌み交わす男たちを描いた歌だ。
 ♪ 花の咲かない 根なし草  泣くなうらむな 愚痴などいうな  賭けてみようか もう一度~
 ゆったりと男たちの涙を誘う1曲なのだろう。


◆来年7月でデビュー18年になる。
 小説「青春の門」で知られる福岡県田川市の出身だが、育ったのは大阪。彼女を育てた母親は25年前に亡くなっているが、デビュー曲の「浪花の母」は、そんな母をイメージした自伝演歌だ。
 「母が好きだった」という美空ひばりの歌を、ステージでしばしば歌う。
 先日の大阪と神戸で開かれた流行歌ライブでは、一番の思い出の曲という「ある女の詩」を披露。会場からは大きな拍手が送られていた。

 デビューは母親の死後であるから、その歌を聴かせたことはない。でも「一緒に仕事をしているつもりで歌っています」と、母親へ想いを馳せる。


 「<雪花挽歌>カラオケ大会」を全国7会場で予定している。大阪は7月31日に道頓堀ホテル(大阪市中央区)で開く。
 自身のホームページ夏木は「恋の悲しみに立ち止まった女性の心情を歌いあげた作品です。一味違った夏木綾子にご期待ください」と、ファンに語りかけている。



[夏木綾子オフィシャルウェブサイト]
http://natsukiayako.net/




電子工作マガジン 2011年 02月号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 電波新聞社
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 雑誌



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