蒼彦太(徳間ジャパンコミュニケーションズ) デビュー曲「カラオケ流し」 氷川きよしに憧れて演歌歌手に [インタビュー]
◆讃岐うどんは天下一品だと思う。そのうどん店でアルバイトを続けながら歌の修業を積んだ讃岐男、蒼彦太 = 写真・左 = のデビュー曲「カラオケ流し」もまた、高い人気を得ている。デビューは2011年3月2日。先ごろ大阪市内で行った店頭キャンペーンでは超満員で賑わった。故郷の香川県からやって来たという熱心な女性ファンもいたなど、彼の将来にかける期待の大きさを感じさせてくれた。
うどんホワイトのイメージで衣装も白色
讃岐・香川生まれで、うどんで育って歌手になったという。
歌手竹島宏が毎週演歌歌手をゲストに迎える歌とトークのテレビ番組「歌謡サロン・演歌でええじゃん」(KBS京都など全国6局で放送)の500回記念として行われた新人歌手オーディションでグランプリを受賞したのが、デビューにつながった。
氷川きよしに影響されて中学時代から演歌を歌い始めた。高校を卒業すると3日後に上京して、伊戸のりおに弟子入りしている。
「氷川さんのセカンドシングルを聴いたのが、演歌に魅せられたきっかけでした」
以来、それまで好きだったJ-POPを、まったく聴かなくなったというほどだ。
いろんな昭和の歌謡曲も聴くようになり、いい歌がたくさんあることを知ったともいう。
キャンペーンなどでは、舟木一夫の「高校三年生」をよく歌う。「自分の声の雰囲気とよく合っている」らだという。
笑顔も人気の蒼
東京・中野の讃岐うどん店「花まるうどん」で、アルバイトをしながら歌の修行を積んだ。そんなこともあって蒼のイメージカラーは<うどんホワイト>。
趣味までもうどん打ちだという。
54歳と49歳の父と母が演歌を聴いていたというのも、演歌歌手を目指したてのと無関係ではないが、氷川の存在はあまりに大きかった。
歌う姿も格好よかった。
「茶髪で髪が長くて、こんな歌手になりたい」と、思った。
しかしJ-POPばかり歌っていた蒼には、こぶしをまわすような歌い方はまったくできなかったという。
まずはこぶしのれん州から始めた。
修業時代は「最大のライバルは自分で、自分に勝つことが大きな歌手になることだ」と自らに言いきかせた。
「きのうまでの自分よりも、少しでも進歩した自分でいたい」
やはり、目指すところは<氷川きよし>だという。
氷川のように決して身長も高くはないが、ニコッと笑った顔のかわいらしさが、多くの女性ファンの心をくすぐる。
もちろんさわやかな声はステージごとに磨きをかけているが、「しゃべるのは、つい早口になってしまうので、ゆっくりとしゃべる練習をしています」という。
1人ひとりに歌声を届けたい
「カラオケ流し」の舞台は北海道である。北の町をカラオケで流して歩く歌い手が主人公だ。
♪ こんばんは~ に一番のインパクトがあるという。カラオケ流しになりきって「こんばんは~」と言って店に入るような気持ちで歌うのだという。
「氷川さんの声はホール中に響きわたっており、私も1人ひとりに声が届くように歌いたい」と、大ホールの主役を務めるのを夢見ている。
[蒼彦太 Official WebSite]
http://aoi-hicota.syncl.jp/
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