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じゅん&ネネ 「元気 ! 元気 ! 元気 !」に歌ってます 12月には70年代のヒットソングを歌う同窓会コンサートも [インタビュー]

◆1970年代「愛するってこわい」で歌謡界を賑わせたじゅん&ネネが、新曲「奥出雲恋歌」「元気!元気!元気!」「愛するってこわい」の3曲を収録したCDを2011年6月に出した。メイン曲の「元気!元気!元気!」は、「歌っていると元気が出る歌で、エネルギーをもらえる」という楽曲だ。ふたりは「みなさんへの感謝の気持ちを込めています」と、行く先々でファンと一緒になって歌っているという。


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 デビュー曲の「愛するってこわい」は80万枚を販売する大ヒットになったが、1972年、デビューわずか4年で解散している。2003年に再結成してからは、全国各地でライブやコンサートを開くなど、人々のより身近なところで歌っている。

 「元気 ! 元気 ! 元気 !」では、同世代へ向けて、健康食品やサプリメントに頼らず自分自身を磨き、愚痴など言わずに前向きに、幸せに生きようといったメッセージを投げかける。
 ふたりの年齢を足すと120歳を超えるという団塊世代シンガーが歌う、元気ソングだ。

 CDは年間1枚程度の割でリリースしている。
 最新曲「奥出雲恋歌」は、ネネが作曲した旅情豊かなふるさとソングで、島根県の人たちにプレゼントした楽曲。ライブで歌う模様がYouTubeにされると、それを観た米国在住の奥出雲出身の男性がCD化に尽力した。
 CDが発売されると、男性は自分の出身高校の創立90周年に合わせてCD90枚を学校に寄贈してくれた、というエピーソードもあるほだ。



 デビュー前、彼女たちはピーナツ2代目としてクッキーの名前で活躍していた。じゅんは中学1年でネネは小学6年だった。4年後にじゅん&ネネとしてキングレコードから再デビューする。これは平尾昌晃との出会いが大きく影響しているという。
 「先生と出会ったことがデビューのにつながりました」

 「愛するってこわい」でデビューしたのはネネ18歳、じゅん19歳だった。デビューの衣装はコシノジュンコが受け持った。じゅんは白と黒の水玉模様のブラウスにパレードパンタロン、ネネは黄色と黒で胸から切り替えしの入ったドレスだった。

 解散後、ネネは音楽活動を続けねかたわら、八丈島に移り住んで定時制高校へ入学している。1987年からはハワイに居を移し、カレッジで英語を学なび、ドイツ人の男性と結婚している。
 「米国では入るのは簡単でも卒業するのは難しく、まだ卒業できていません。今は横浜に住んでいますが、70歳までには卒業したいですね」と笑う。

 一方のじゅんは、一時ソロ歌手をしていたが、その後結婚をし、東京•築地で夫婦で喫茶店を経営していた。ところが夫が57歳で動脈瘤が原因で亡くなってしまう。それ以前から、じゅんにもテレビ出演の依頼があったが、ずっと断り続けていた。
 夫がなくなる前、ちょうど話が舞い込んできた「あのひとは今」という番組に、ネネとふたり揃ってテレビ出演した。それが再結成するきっかけになった。

年末は長嶋温泉で歌謡ショー


 コンサート、ライブ活動は年末から年明けにかけても活発だ。
 12月12日には70年代のヒットソングを歌う同窓会コンサートを東京・中野サンプラザホールで開く。
 江木俊夫、あいざき進也など昭和のアイドル4人で結成したユニット「S4」や三原綱木、黒沢年雄、今陽子、あべ静江らが出演する。12月21日から31日までは、三重県・長島温泉で1日2回の「じゅん&ネネ歌謡ショー」を予定している。
 また、来年1月18日には東京・銀座のTACTで、シャンソンに挑戦する「GINZA SHINSYUN SHOW」を田嶋陽子と、29日には三重県伊勢市で「懐かしの昭和名曲歌謡祭」で三田明、あべ静江、今陽子、小川知子らとともに出演する。


 
[じゅん&ネネ オフィシャルウエブサイト]
http://www.entres.co.jp/junnene/




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