WOWOW 和崎信哉社長 映画専門チャンネル強化 ３月には大阪で映画レシピのイベントも

◆WOWOWの和崎信哉社長は、2012年１月13日、大阪市内で記者会見し、昨秋から実施しているフルハイビジョン３チャンネル体制のひとつ映画専門チャンネルを強化することを明らかにした。また音楽番組では第54回グラミー賞授賞式の生中継も２月に予定しているなど、これらによって今年度末には加入数を259万にする。





今年度第３四半期（2011年10月〜12月）の累計加入者数は255万6124件（前年同期比100.2%）。過去の実績では１、２月は加入者の転勤などが原因で減少する傾向にあるが、今年度は１〜３月の３ヶ月で４万近くの純増を目指す。

和崎社長は映画番組編成の強化を「年間放送タイトル数が1400本、テレビ初放送タイトル800本になるほか、「男はつらいよ」シリーズ一挙49本を放送するなど大型特集企画や『英国王のスピーチ』など過去のアカデミー賞受賞作品をまとめて放送するなど提案型編成で、インターネット配信、DVDレンタルとの差別化をはかる」としている。

加入者増加と解約防止をねらうとともに、「映画を立体的に提案することで、より映画の魅力を増す」（和崎社長）ために、視聴者参加型のiアプリ（iPhone、iPad用ソフト）連動イベント「映画の一皿」を、３月28日に大阪市内の大阪ガスクッキングスクールで開く。
料理研究家の植松良枝さんを講師に招いて、映画「ゴッドファーザー」などに登場する料理をモチーフに料理講習や試食、講演などを予定している。

和崎社長は「映画や音楽などエンターテインメントは人々を慰め、明るくし活力を与える力を持っている。この先の大震災で経験したことを忘れずに、コンテンツを提案していきたい」と話した。

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