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石川さゆり(テイチクエンタテインメント) 大阪で40周年記念リサイタル「石川さゆり音楽会 感じるままに ~歌芝居・一葉の恋~」  客席からは大歓声と拍手が [コンサート]

石川さゆり音楽会 感じるままに ~歌芝居・一葉の恋~.jpg石川さゆりが、2012年10月30、31の両日、大阪・上六の新歌舞伎座でデビュー40周年を記念したリサイタル「石川さゆり音楽会 感じるままに ~ 歌芝居・一葉の恋 ~ 」を開いた。演歌以外の石川さゆりの扉を開ける楽曲を集めたアルバム「X-Cross」の収録曲から、宮沢和史から提供された「生まれ変わるよりも」などを披露するとともに、最新曲「浜唄」のほか、「津軽海峡・冬景色」など演歌の代表曲も歌った。歌芝居「一葉の恋」では、小説家樋口一葉を演じ、歌った。






 今回で11回目の石川さゆり音楽会。今年は40周年を記念して東京・青山劇場、名古屋・愛知芸術劇場に次いで、大阪でも開催となった。石川が大阪・新歌舞伎座の舞台に立ったのは昨年4月の公演以来。

 石川さゆりのいろんな顔を見せてくれるのが、この音楽会だろう。
 そのひとつが「あしたへの扉」と題して、9月に発売したアルバム「X-Cross」の収録曲の中から「山査子」(作詞・作曲岸田繁=くるり)「あふれる涙」(作詞上田健司、Sayuri、作曲奥田民生)「生まれ変わるよりも」(作詞・作曲宮沢和史)といった、石川にとって新たな出会いを作ってくれた楽曲の披露だった。
 「演歌の石川さゆりとは音楽ジャンルの違う人たちから提供してもらったものばかり」

1人3役の「歌芝居」


石川さゆり X-Cross.jpg もうひとつは「歌芝居」と呼ぶ、石川1人によるひとり芝居である。
 「一葉の恋」は作・構成がG2。劇中の挿入歌「一葉恋歌」は作詞吉岡治、作曲弦哲也だが、「雪の日」「厭う恋」「濁り江」の3曲はいずれも山崎ハコの作詞・作曲の作品である。
 役者としての才能を俳優近藤正臣は当日公開されたビデオレターで絶賛していた通り、確かに彼女は芝居巧者である。
 歌芝居というひとり芝居は、石川が樋口一葉とその妹、和歌の師匠と、一葉が小説家として認められ亡くなるまでを1人で3役を見事に演じ分けた。





 ひときわ歓声と拍手が鳴り響いたのが、最後の「わたしの扉」と題してヒット曲をメドレーで歌ったコーナーだった。「能登半島」「ホテル港や」「飢餓海峡」「風の盆恋歌」「津軽海峡・冬景色」「天城越え」の6曲を歌い上げた。
 ファンならば思わずため息も出そうな、豪華メドレーであった。

「津軽海峡・冬景色」のヒットは大阪のファンが火付け役

 石川をヒット歌手への弾みを作った記念曲は、1977年1月1日に出した「津軽海峡・冬景色」であったが、実はその前年の76年10月30、31の両日、石川は旧・新歌舞伎座での公演「石川さゆりショー」に出演していた。
 この時に歌ったのがアルバムに収録された1曲の「津軽海峡・冬景色」だったという。それを聴いた人たちからの反響は大きく、その声に押される形でシングルカットされ、彼女の人生を変えるまでのヒット曲になったのだ。石川は「36年前の大阪での舞台は忘れられないものになっています」と、振り返っていた。

 このほか、日本各地の民謡やオリジナル楽曲を世界の音楽風にアレンジして歌うコーナーも盛り込んだ。

アンコールソングは「かくれんぼ」


 「アンコールがあればこれを歌おう」と用意していたのがデビュー曲の「かくれんぼ」。
 オリジナルの詞で歌うとともに、石川が作詞家の山上路夫に懇願して書いてもらった新たな詞 ♪ ~ なぜ私は生まれたの ~ 歌を歌うよろこびからだをめぐって走るのよ~ と、歌手人生40歳の自分に向けて訴えかけるかのように歌った。

 デビュー時には40周年なんてとても想像もできなかったという石川は「今までいろんな出会いを重ねてきましたし、阿久悠、吉岡治、三木たかしといった先生方は天国へと行ってしまわれました。歌の道を1歩1歩、進んでいき、皆さんの心が元気になるなど、お役にたてることをしていきたいと考えています」と、万感の想いを伝えた。


[石川さゆりオフィシャルウェブサイト]
http://www.ishikawasayuri.com/
[石川さゆり テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ishikawa/









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