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大月みやこ(キングレコード)  大阪・新歌舞伎座で新春コンサート 「橋ものがたり・・・十抄」 収録曲や「白い海峡」などヒット曲を披露 [コンサート]

大月30.jpg◆「女の港」「白い海峡」、最新曲「女の哀愁」を歌い、さらに「女の駅」とヒット曲で締めくくった大月みやこ「新春コンサート」は、2013年1月2、3の両日、ふる里大阪の新歌舞伎座で開かれ、両日とも満員の盛況だった。1部ではアルバム「橋ものがたり・・・十抄」の収録虚から8曲を歌い、歌と語りのひとり芝居を披露して会場からは拍手が絶えなかった。ステージに先駆けてインタビューに応じた大月は「今まで歌ってきたことを大事に、今できることを積み重ねて前進していきたいです」と、新年初舞台の抱負を語っていた。

 大月みやこが正月2日にふる里の大阪でコンサートを開くのは初めて。大阪は八百八橋とまで言われるほど橋の数が多い。その橋と幸せを求めるいじらしい女の人生を重ねたオリジナル歌物語を集めたアルバム「橋ものがたり・・・十抄」(2007年)の中から、「戻り橋暮色」「かりそめ橋」「雪おんな」など8曲を、大阪弁の語りを交えて披露した。

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 このコーナーの最後に歌った「くらやみ橋」は、与謝野晶子に憧れて倉敷から大阪に出てきた女学生が、夢破れて短歌の原稿とともに命の捨てた橋をそう呼ぶようになった、という哀しく儚い物語。
 それら1話1話を情感たっぷりに表現した。
 いずれも大月みやこの芝居の原点になったとも言われているこのアルバムの評判は高い。コンサート会場の即売コーナーでも、今年1月1日に出たばかりのアルバム「Love song for you」とともに買い求める人が列を作っていたほどだ。

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 「9人の女も物語をオムニバス風に収めたアルバムです。大阪でも見てもらいたいと思って正月コンサートに取り込みました。タイトルになっている橋の名前や、道頓堀川に架かる3つの橋を誰にも会わずに渡ると幸せになるといった言い伝えなど、物語はすべて作り話です。大阪弁での語りが胸に感じるとおっしゃっていただける人が多くて、私にとっても大切な作品集になっています」

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 2部はドレスに着替えて、「慕情」「気味の名は」から「お嫁サンバ」「For you」などカバー曲9曲を歌った。このコーナーの見せ場は衣装の早変わり。
 ほぼ1曲ごとに、赤、ブルー、白、黒など色とりどりのドレス8着を次々に着替えて、見る人を圧倒するなど、普段の演歌の大月みやことはまったく違った世界を演出していた。

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 3部はいよいよ大月ファン待望のヒットパレード。
 衣装も和服に替え、舞台中央へせり上がって、まずは「女の港」。
 「ふる里大阪で温かい拍手で迎えられて、今年はいいことがあるような気がしています」とあいさつ。続いて「女・・・さすらい」「儚な川」「夢日記」「白い海峡」「女の哀愁」のヒット曲5曲を一気に歌った。

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 歌い終わった大月は「ふる里の大阪・八尾を離れて50年になります。新歌舞伎座の最寄り駅近鉄上六は、かつて母に手を引かれてよく来たものです。その母をはじめすでに家族はいませんが、会場のどこかで見てくれていたように思います」と声を詰まらせていた。




 今年はまた「今できることを積み重ねていき、前を向いて勉強を欠かさずに、日本の素敵な演歌・歌謡曲を歌っていきます」と、抱負を語り、最後に第29回レコード大賞最優秀賞「女の駅」(1987=昭和62)年を歌って幕を閉じた。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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