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「KOBE流行歌ライブ」  100回開催を記念してすぎもとまさとらゲスト6人が出演 [KOBE流行歌ライブ]

◆阪神淡路大震災からの復興を支援する事業の一環として始まった「KOBE流行歌ライブ」が、阪神淡路大震災から18年目にあたる2013年1月17日で第100回を迎え、ゲストにすぎもとまさと、いずはら玲子、花咲ゆき美、小野和子、原田のり子、福田こうへいを迎えて、神戸・新開地のKAVCホールで記念公演が開かれた。


第100回KOBE流行歌ライブ.jpg



 会場には第1回から欠かさず通い続けているといった熱心なファンの姿も見られた。その第1回目ののKOBE流行歌ライブは、2004年3月18日、神戸・新長田の会場に山内惠介、長保有紀、林あさ美が出演し、観客154人を集めて行われた。今までに出演した歌手は延べ400人を超えている。

 開催に先立って全員が起立して阪神と東日本大震災で亡くなった人たちに向けて黙祷をささげた。


福田こうへい3.jpg 新曲の「南部蝉しぐれ」やカップリング「風やまず」を歌った福田こうへい(キングレコード)は、阪神淡路大震災で被害遭った人たちをはじめ神戸を元気づけようと作られた「ひとりじゃないから」を歌った。このほか福田は「南部牛追い唄」で民謡日本一ののどを披露したり、得意な三橋美智也の曲をメドレーで披露。民謡歌手だった父の遺志を継いで獲得した民謡日本一の座。その歌唱力は高く、自らも「今年はNHK紅白歌合戦に出たい」と高い目標を掲げているほど。

南部蝉しぐれ.jpg









小野和子1.jpg 阪神淡路大震災では神戸・三宮で自宅が被害を受けたという小野和子(キングレコード)は、「夢と女」「母恋三度笠」の2曲を歌った。
 震災直後から実父が4年間、車いす生活をしていたことをきっかけに始めた車いすの寄贈台数は、ライフワークで昨年までに135台になっている。今年も3月17日に神戸市の県民会館で兵庫県加東市へ3台を贈るという。


母恋三度笠.jpg









花咲ゆき美1.jpg 新曲「冬の蛍」が好調な花咲ゆき美(日本クラウン)は、1年9カ月ぶりの出演。デビュー5周年だった去年はコンサートを開いたり写真集の出版を行っている。今年も「二胡の演奏や美しい文字を書くことなど、いろんなことにチャレンジしたい」と、意欲的なところをみせていた。
 ステージでは「冬の蛍」のほか「津軽リンゴ節」「冬恋歌」「女のしぐれ酒」「檸檬」の5曲を歌った。大人っぽい歌い方が人気の「冬の蛍」は男性からも大人気を博している。


冬の蛍.jpg








いずはら玲子1.jpg いずはら玲子(ホリデージャパン)は、去年10月の1曲コーナーへの出演以来の出演。地元の名古屋弁で自己紹介して、大学時代はクラシックを専門に学んだといい、オペラの一節を披露すると会場からは大きな拍手が送られていた。新曲の「今夜は飲んじゃえ」やデビュー3作目の「夢しぐれ」「華月夜」などを歌った。いずはらは「6作目の『今夜は~』で初めて宴会ソングを歌わせてもらいました」と、酒好きらしく顔をほころばせていた。


今夜は飲んじゃえ.jpg








原田のり子1.jpg また震災で大きな被害を受けた神戸・新長田の大正筋商店街で行われた「震災18年 伝えたい!ぬくもりの心を未来へ!」の会場から駆けつけた原田のり子は、18年前には神戸・新長田の自宅が全壊したという震災の被災経験を持つ。
 KAVCホールでは、震災からの復興を願って作ってもらったという「幸せに向かって」のほか、「わが家の大将」の2曲を歌った。


わが家の大将.jpg








すぎもとまさと1.jpg この日のメインゲストはすぎもとまさと(テイチクエンタテインメント)。オープニングはギターの弾き語りで「かもめの街」「冬隣」といった、いずれも作曲家杉本眞人としてちあきなおみに提供した楽曲から。
NHK紅白歌合戦への出演へつながるヒットとなった「吾亦紅」や、今年7回忌を迎える作詞家阿久 悠が作詞し、作品に杉本眞人が作曲した新曲「アパートの鍵」、「銀座のトンビ」も歌った。
 すぎもとが曲を作り始めたのは高校生の頃で、「作った曲は母親に一番聴いてほしくて、そのつど聴いてもらっていた」などのエピソードも披露した。
アパートの鍵.jpg












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