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ザ・タイガース 44年ぶりにデビュー当時のメンバーで再結成  ぜひ聴いてほしい [生駒幹人のCDウォッチング]

◆昨年のプリンセス・プリンセスをはじめ、近年、米米クラブやX-JAPANなど一世を風靡した大物グループの再結成が相次いでいますが、今年に入ってからは、1960年代のグループ・サウンズ(GS)のビッグ・スター「ザ・タイガース」の初期メンバーによる44年ぶりに再結成し、12月のツアーが発表され大きな話題を呼びました。

ザ・タイガース.jpg

 ザ・タイガースのデビューのきっかけは大阪のジャズ喫茶で演奏しているところを内田裕也がスカウトしたことでした。1967年2月に「僕のマリー」でデビューしています。当時のメンバーは沢田研二、森本太郎、岸部一徳、瞳みのる、加橋かつみの5人でした。
 セカンド・シングルの「シーサイド・バウンド」のヒットで人気に火がつき、「君だけに愛を」や「花の首飾り」の大ヒットでGSブームのトップ・バンドに踊りでて、沢田研二や瞳みのるの端正なルックスも手伝って社会現象とも言われるほどの爆発的な人気を博しました。

 その後、1969年にメンバー間の不仲や、所属事務所の方針などを巡りグループ内で問題が起き、加橋かつみが脱退してしまいます。(代わりに岸部一徳の弟・四郎が加入)そして、1971年1月24日に日本武道館の公演を最後に解散していまいます。
 1981年には“同窓会”と称して「瞳みのる」抜きの再結成をするなど、幾度か不完全な形での再結成はあったものの、今回のデビュー当時のメンバーでの再結成は幾多の困難を乗り越えての結果のようなので、ファンの喜びはひとしおでしょう。

ザ・タイガースRED・BLUE.jpg


 また、この再結成を記念した(?)瞳みのる監修による2枚のベストアルバム「ザ・タイガース1967-1968 RED DISC」(赤盤)と「ザ・タイガース 1968-1971 BLUE DISC」(青盤)が、ユニバーサル・ミュージックから2013年2月20日に同時発売されます。
 ビートルズやローリング・ストーンズなど当時の洋楽に強い影響を受けた和洋ポップ・グループ、ザ・タイガースを知らない若い世代にもこれを機に聞いてほしいですね。

 ちなみにグループ名の由来は「関西出身だから」ということで内田裕也が名づけた、というロックンロールなエピソードも残っています。

(恵比須堂本店 生駒幹人)



[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/







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