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北沢麻衣(テイチクエンタテインメント) 明日、メジャー復帰作第一弾「御堂筋線で・・・」をリリース [インタビュー]

北沢麻衣.jpg◆かつて「銀次」や「港のセレナーデ」で知られた北沢麻衣が、5月22日にテイチクエンタテインメントから新曲「御堂筋線で・・・」(作詞・さくらちさと、作曲・杉本眞人、編曲・佐藤和豊)を出す。約20年ぶりのメジャー復帰である。OSK(大阪松竹劇団)で活躍していた北沢は、1985年に杉本眞人作曲の「私の胸をかじる人」でポリドールから22歳で歌手デビュー。芽が出ずにメジャー歌手に見切りをつけ、出身地の奈良に戻り歌謡教室を開いていた。シンデレラストーリーのような復帰に、緊張とともにワクワク感を秘めての再デビュー。








 「御堂筋線で・・・」は、御堂筋線を舞台に切ない恋の想い出を、すぎもとバンドの演奏がバックに入る。
 北沢がチゴイネルワイゼンを感じさせるというバイオリンの音色が「(地下鉄の)ドアがひらくと、自然と別れた相手をさがしてしまう」ような、悲しい別れをした女性の心情を、一段と高めてくれている。

 作詞家のさくらは事前に大阪を訪れて御堂筋線の地下鉄にも乗っており、作品のイメージを膨らませたという。その詞を見て、杉本はすぐにメロディーが浮かんだ、と北沢に話している。

 「切なく悲しい歌です。初めてバイオリンの音色やメロディーを聴いて涙があふれてきました。レコーディングスタジオでは、さくら先生と2人して泣いていたんですが、杉本先生からは客観的に淡々と歌うようにと注意されました」

 16分音符が流れている「御堂筋線で・・・」の楽曲は、しゃべっているテンポと同じように歌うのだという。杉本作品の特徴のひとつでもある。まるで台詞にメロディーが付いているかのようであり、北沢は「物語のページをめくるように、歌を伝えるように歌っていきたい」と話している。

御堂筋線で・・・.jpg 昨年冬、北沢は名古屋で杉本と会った。
 娘が歌手になることが夢であった母を4年前に亡くしたのを機に、もう一度歌を出し、歌手として生きたいという想いを膨らませていた北沢は、杉本に「CDを出したい」と、その想いを伝えた。すると杉本は意外にもすんなりと「関西の曲でやってみるか」と、訊いてきた。

 「もっと早く自分の想いを伝えておけば、母にこの姿を見せられたかもしれなかった。他人を押しのけるタイプではない私は、杉本先生からは性格が悪くても歌はいいねぇ、と言われるような歌手になれ、とよく言われていましたが、私にはそれができなかった」

 この歌には ♪ かんにんしてや かんにんしてや ためらった あたし ~ といった歌詞があるが、まさに母への想いを伝えるかのように重なってくる。

7月には杉本眞人を唄うライブ




 20年のブランクは彼女にとってプレッシャーとしてのしかかる。ほかのアーティストが大きく見えてくることもあったという。
 杉本からは「この歌が売れる売れない、じゃなくて、歌を大切に伝えてくれれば、それでいい」とアドバイスをもらった。
 その一言で踏ん切りが付いたようだ。
 「他人はひとであり、誰かと比べるのじゃなくて、自分の歌を伝えることだけに力を注ぎたい。自分と歌を聴いてくれる人たちとの戦いなのだ」

 5月20日は大阪市営地下鉄(御堂筋線)が開業して80周年の記念式典が行われた。その2日後、「御堂筋線で・・・」が発売される。

 3ヶ月に1度の割でライブを開く予定で、その第一弾として7月14日には大阪・南船場のライブハウスOSAKA RUIDOで行う。オリジナルのほか杉本眞人の「吾亦紅」やあさみちゆきの楽曲など、約1時間半で10曲余を披露するという。
 そして5月28日には恵比須堂今福店と十三本店でミニライブキャンペーンを行い、メジャー再デビューを初披露する。

[北沢麻衣 うたうたいのホームページ]
http://uta-utai.com/
[北沢麻衣 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kitazawa/



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