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水城なつみ(キングレコード)  「泣いてひとり旅」 デビュー2日目から関西で初キャンペーン KBAからのメジャー歌手第1号 [インタビュー]

水城1.jpg◆愛されるキャラクター、思わず口ずさみたくなる歌-レコード業界は、今、そんなコンテンツを探している。小学生の頃から周りで聴こえる音楽は演歌だったというキングレコードの新人演歌歌手、水城なつみは、今春高校を卒業したばかりの18歳。まさに期待の星で、デビュー曲の「泣いてひとり旅」(作詞・坂口照幸、作曲・岡千秋、編曲・伊戸のりお)の初キャンペーンを、このほど関西で終えたばかり。CDショップの店頭、カラオケ喫茶、ライブステーシと、いずれも初めてづくしの体験では、CDを売る難しさも味わったし、客の温かい声援も全身に受けた。キャンペーンの行く先々では、スケールの大きな新人の片りんを見せていた。







 デビュー当日の2013年5月22日は東京で迎えたが、翌日からすぐに関西に入った。
 それから26日まで4日間連続で京都、奈良、大阪、神戸でカラオケ喫茶店、CDショップ、ライフ出演などをこなした。
 すべてが初めてという体験ばかりだっただけに、緊張の連続だったようだ。
 とは言うもののビッグなカラオケ大会などに出演して場馴れをしているだけに、24日に兵庫県三田市で開かれたSANDA歌謡ライブでも堂々としたステージを見せてくれた。

 「関西初日に<なっちゃん>というニックネームをお客さんにつけてもらったのですが、SANDA歌謡ライブでも客席からその名前を呼んでもらにってとてもうれしかったです」

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 キングレコードが全国で展開するキングレコード歌謡文化アカデミー(KBA)のキングレコード歌謡選手権で、昨年、グランドチャンピオンを受賞した。同選手権の13年の歴史の中で、KBAからメジャーデビューを果たした入賞者は、彼女が初めてだという。

 歌手を目指していたという祖父や母の影響もあって小学3年で民謡を習った。5年生になった時、近所に住むKBAの講師が歌う姿に感動して「歌を教えてほしい」と、便せん2枚に想いを綴った手紙を出した。1週間後に届いた返事には「私でよければ」と書いてあった。
 それから高校を卒業するまで7年余り、KBAでレッスンを受ける歌一筋。「学校の勉強はほどよくやってましたよ」と笑う。

水城4.jpg グランドチャンピオンの受賞曲は、同じキングレコードの先輩、永井裕子の「哀史桟橋」だったが、都はるみや吉幾三の歌が好きでDVDなどを見て真似ていたという。
 KBAでは歌詞を大切にすることを学んだ。
 「聴いてくれる人に言葉を伝えるように、イントネーションなどが気になりましたが、少しでも伝わるように歌うことを大事にしました。自宅では鏡を見ながら、言葉により説得力を付けるために表情や仕草も勉強しました」

 前年にキングレコード歌謡選手権プラチナの部で優勝し、昨年10月、念願のグランドチャンピオンを獲得した。それがきっかけとなって12月にキングレコードからプロへのオファーがあった。



 歌手は小学生の頃からの夢だった。チャンピオンになってもプロになれるという保証もなかっただけに不安もあった。
 「私の歌を聴いてもらえるのだろうか。自分らしく歌えるのだろうか、といった不安もありました。そんな時に中学からの同級生で、今春、バイクレーサーとしてデビューして、社会に飛び出した女友だちの存在が励みになりました」

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 デビュー曲の「泣いてひとり旅」は、恋に別れを告げた女性がひとり着た国へと旅立つ悲恋歌。
 悲しい歌ではあるが「新しい手美だ地を表現したものでもあります。 ♪ いつかどこかで 幸せつかむ ~ とあるように私の想いとも重なります」と、前向きな性格を感じさせる。





[水城なつみ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=44259


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