SSブログ

こおり健太(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 心に伝わる女唄を歌っていきたい  新曲「北行路」キャンペーンで来阪 [インタビュー]

こおり健太.jpg◆デビュー5年目のこおり健太が、2013年7月10日に出した「北行路」のキャンペーンで約1年ぶりに来阪。別れた男性ともう一度会いたい想いを描いた今作は、1番から3番へとドラマがどんどんと広がって行く。ドラマの中で後悔、切なさ、そして諦めーと変化していく女心の表現に苦心したという。キャンペーン先で客との会話から得られるヒントを感情表現に活かす。大先輩歌手、吉幾三の人間味あふれる歌が目標だという。


 女唄ならこうり健太か、こうりの女唄と呼ばれるようになりたい-。
 彼はそう言った。
 「歌の心をしっかりと伝えられるように歌っていきたいです」
 保育士から歌手に転身して5年目。30歳になったこおりは、女心をどのように表現すれば聴いてくれる人に歌の想いを届けることができるのか、に真正面から向き合っている。



 「北行路」で最大の難所は、歌詞の1番から3番までそれぞれの ♪ あぁ ~ の表現だった。
 3回ともまったく同じ詞なのだが、歌のドラマ展開ではそれらはすべて別の意味を持っているのである。
 最初の<あぁ~>は別れたことへの後悔、2番目はそれによる切なさ、最後は追いかけて来たが半ば<諦め>の想いが含まれている。

 演歌ではしばしば用いられる表現方法だが、それぞれを歌い分ける。30歳の彼がそれを声で演じる。
 「どう表現したらいいのか、最後まで悩みました。一番難しい所ではありますが、最も歌い応えがあります。感情がこもり、歌っていても気持ちが良いところでもあります」


こうり健太・北行路.jpg 同じ「あぁ~」でも年代によって違いがあるのだそうだ。80代には30代とは違った、それなりの「あぁ~」の表現があるという。男女によっても違う。
 こおりは、そうした違いをキャンペーンで肌で感じて取っている。
 「80代の人たちの<あぁ~>には、人生体験から出てくる説得力があるんですよ。こういう表現もあるんだ、と勉強させてもらっています」

 カラオケ喫茶店などでのキャンペーンで、こおりの歌を聴いて涙ぐむ人もいるという。岡山でのキャンペーンでは、高齢の男性が泣き始めて周りの人たちがティッシュを手渡すほどだった。


 「北行路」は前作の「片瀬川」と同じく、作詞が麻こよみ、作曲は田尾将実のコンビによる作品である。しかし30歳のこおりにとって「片瀬川」は、歌詞のイメージを掴みづらかったという。
 「メールですばやく済ませてしまう今なのに、<片瀬川>はいつ届くか分からない手紙を待つようなもどかしい、そんな時代背景の作品のようで、最初はまったく馴染みませんでした。でも、その作品で勉強したからこそ、今作では自分の感覚で歌詞を理解できるようになりました」

 現場で客の声に耳を傾けて謙虚に表現の方法を学ぼうとするこおりは、同じレコード会社の先輩、吉幾三に私淑する。
 「吉さんの歌の世界に入り込む表現は人間味たっぷりで、聴く人を引き付けるものがあります」
そうした表現を目指す彼は、人と話しをすることを一番に心がけている。自分と違う生き方や考えに耳を傾けることが、人の生活に根差した表現につながる、と信じているからである。






[こおり健太 オフィシャルサイト]
http://k-kenta.sakura.ne.jp/wp/
[こおり健太 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/koori/


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。