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第109回KOBE流行歌ライブ  三笠優子(キングレコード)が復帰後初めて関西でステージ 新曲「望郷よされ」に大きな拍手 [KOBE流行歌ライブ]

◆新曲「望郷よされ」の発売日の7月10日の直前に肝機能障害で1ヵ月余入院をするなど、しばらく体調を崩して休業していた三笠優子が、2013年10月17日、神戸市中央区のハーバーホールで開かれた第109回KOBE流行歌ライブに出演して、関西のファンに元気な姿を見せた。病院のベッドで新曲発売日を迎え、9月5日に退院した。ラジオから流れるメロディーに耳を傾けながら「生まれ出た子どもに何もできないでいる自分が歯がゆくてしかたありませんでした」と、2ヶ月遅れのスタートに意欲を燃やしていた。

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第109回KOBE流行歌ライブの出演者(左から北野好美、山本あき、三笠優子、青戸健、戸川よし乃、有村よしみ)
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復帰後初めて関西でのステージを踏んだ三笠優子

 1年3カ月ぶりにKOBE流行歌ライブに出演したこの日、三笠は「望郷よされ」のほか「風の十三湊」「母ごころ」「木曽恋い鴉」、そして大ヒット曲となった代表曲の「夫婦舟」の5曲を歌った。

 「望郷よされ」は、津軽三味線の修業に1人で北海道へ旅立つ瞽女を歌う悲しい楽曲である。三笠が「私らしい、三笠節が詰まった歌です」というように、悲しい定めに立ち向かう力強い女の姿を歌っている。
 三笠自身も中学2年で浪曲師松平国十郎の内弟子を許されて親元を離れて1人上京した経験を持っている。その時の心細い想いを重ねて歌う。

 作曲の宮下健治の作品を歌うのは初めてだった。「ディレクターから三笠さんに合うと勧められてお願いした」と三笠。

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三笠優子(左)と山本あき

 発売後は予定していたキャンペーンもすべて中止。9月5日の復帰後最初の仕事として交通安全集いで歌うまでは、ベッドで歯ぎしりする毎日だった。それでもオリコン誌の演歌チャートは50位以内を維持していたほどで「見えないたくさんの人たちにCDを買って頂いた」(三笠)という。

 日々、体調は良くなっているというものの、1曲1曲、デビュー当時以上の緊張の連続だという。神戸のステージでは「神様が命を返してくれたような想いです」と、客席へ向けて頭を下げた。

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青戸健(左)と有村よしみ

 この日、KOBE流行歌ライブで共演した同じキングレコード山本あき、そしてエイフォース・エンタテインメントの有村よしみの2人が、じっと舞台袖から三笠の歌う姿を見つめていた。
 その山本は三笠とは同じ作曲家の聖川湧の門下生。まだデビュー8年目だが、新曲の「春ふたつ」からは、今までの歌謡曲から<軽演歌>路線に変更。
 演歌特有のこぶしも「少しだけ盛り込んで」のレコーディングをして、幸せ楽曲で今、ファンを拡大中だ。同ライブではカップリングの「しのぶ酒」、そして「金沢わすれ雨」など5曲を歌った。

 有村は地元神戸で看護師をしながら歌手を続けている。この日は<ふる里PRコーナー>に出演して、新曲の「ほど酔い酒」カップリングの「せつな川」など3曲を歌った。

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戸川よしの(左)と北野好美

 このほか青戸健(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、戸川よし乃(日本クラウン)、北野好美(同)が出演した。
 青戸はこの流行歌ライブには3度目の出演。自身で作詞作曲した「ふるさと始発駅」や、台詞入りのCD未収録の「無法松の一生」、して新曲の「かあちゃんの灯り」など5曲を歌った。

 戸川はデビュー曲の「すずめは雀」や新曲の「冬のすずめ」などメドレーを含めて7曲を歌唱。デビューして1年半の新人ながら、歌のうまさには定評がある。4歳から歌手になりたくて、去年ようやく念願をかなえた。デビュー曲のカップリング曲「恋慕川(こころ川)」は、本人もお気に入りの1曲で、この日も披露してくれた。

 また<新曲PRコーナー>に出演した北野好美は、青森県十和田市出身で、最新曲「雪虫」は杉本 眞人が作曲、作詩は冬弓 ちひろ、編曲は川村 栄二。この日はカップリングの「おんなの虹色花吹雪」と2曲を歌った。



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