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優しい絵と音楽がふれあう鉄拳のパラパラ漫画   きょうまで梅田ロフトで展覧会開催中 [生駒幹人のCDウォッチング]

鉄拳.jpg◆芸人・パラパラ漫画家の鉄拳の展覧会「鉄拳 パラパラ漫画の世界展」が、2013年10月29日まで、大阪市北区にある梅田ロフトで開催されています。



 鉄拳といえばブラック・ユーモアを基本とした「こんな○○はイヤだ!」という“めくり芸”でブレイクしたものの、その後、低迷を続けていました。
 ところが昨年、揺れる振り子に夫婦の半生を描いたパラパラ漫画のBGMに、イギリスの人気ロックバンドMUSEの楽曲を乗せて、インターネットにアップすると「感動した」「泣ける」「すごい」と全世界から反響が沸き起こったのです。
 この噂を聞きつけたMUSEから正式のプロモーション・ビデオに認定されめほど話題になってしまいました。


鉄拳

 その後もRAM WIREの「名もない毎日」には夢をテーマに、馬場俊英の「弱い虫」はイジメをテーマにしたパラパラ漫画のミュージック・ビデオなどに仕立てました。
 さらに国民的アイドルAKB48の「さよならクロール」の特典映像にも、3曲分の絵を書き下ろし、社会現象にもなったNHKの朝ドラ「あまちゃん」の劇中アニメーションや挿入歌「潮騒のメモリー」のジャケットも担当。
 鉄拳はアーチストとなったのです。

 今は月9ドラマ「海の上の診療所」のエンディングで、家入レオの「太陽の女神」のテーマ曲をバックに主演の松田翔太演じる医者と武井咲演じる看護婦の半生を、灯台の光でフラッシュバックさせて綴ったパラパラ漫画を見せてくれています。


「海の上の診療所」のエンディング.jpg潮騒のメモリー.jpg











「海の上の診療所」のエンディングの絵(左)と「潮騒のメモリー」のジャケット

 鉄拳の展覧会を見られなかった人は、テレビでも鉄拳のパラパラ漫画の世界を堪能できますよ。

 日本のトップ・アニメーターのひとりとなったような鉄拳です。彼の作品には「優しさ」が溢れています。その優しさが音楽と触れ合うと、より感動が高まるのです。

恵比須堂十三本店・生駒幹人



[恵比須堂十三本店]
http://www.ebisudo.net/



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