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浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 新曲「河内おんなのパラッド」発売日に路面電車で発表会 [新曲発表]

浅田2.jpg◆デビュー20周年を迎えている歌手、浅田あつこが、2013年11月6日、新曲「河内おんなのバラッド」を出した。デビュー曲の「想い花」以来、26枚目のシングルでメイン曲、カップリングともに<なにわ>にこだわった楽曲で、メインの「河内 ― 」は作詞が在阪のもず唱平、作曲は若き日には大阪の町でヤンチャを尽くした聖川湧というなにわコンビ。発売当日、大阪で唯一の路面電車の阪堺電車を貸し切って開いた新曲発表会で、浅田は豹柄のパンツ姿といった大阪のオバチャンスタイルで「今年ははじけます。おばちゃんになっても格好よくいたい」と、新曲を披露した。



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 古き良き大阪の雰囲気を残す街並みを走り抜ける阪堺電車を借り切った浅田は「20周年を記念する最高の曲が出来上がりました。この歌で今年は弾けます」と、電車に乗り込んだオバチャンと取材陣を前に「河内おんなのバラッド」とカップリングの「相棒列車」を披露した。

 ♫ 河内おんなは気強ようても ほんまメチャクチャ ほんまメチャクチャ 淋しがり屋やで ~ などと大阪弁のイントネーションで出来上がっているこの楽曲は「河内のオバチャンの心の底からの叫びを表現している」(浅田)。
 タイトルの<バラッド>という聞き慣れない言葉も、まさにそんな激しい感情を表したもの。

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笑顔で「河内おんなのバラッド」を歌う浅田
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作曲を担当した聖川湧も電車に同乗、浅田を「こぶしのきくシンガー」と評していた

 発表会では大阪のオバチャンのシンボルでもある豹柄のパンツ姿で現れたが、CDジャケットではタンスに長らく眠っていた高校時代のジーンズに黒のセーターといった、どこにでもいる現実のオバチャンスタイル。
 幼いころから<あっちゃん>の愛称で呼ばれていた浅田。
 「ねぇ、あっちゃん」と、おばちゃんになっても、そう呼ばれたいという。理想のおばちゃんは、豹柄を格好良く着こなす女性だ。歌の文句じゃないけれど「誰がおばはんや~」と、いつまでも可愛いあっちゃんでいると宣言している。

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発表会に参加した河内のオバチャンと記念撮影

 この日浅田は平成6年のデビュー曲「想い花」も歌ったが、デビュー当初は道頓堀川に架かる戎橋の上でカセットとマイクが一体となった<豆カラ>で歌うキャンペーンをしたこともあり、今では「忘れられない大事な歌になっています」と振り返っていた。

 こうしたスタートからずっと大阪を拠点にして、東京など関東でもキャンペーンをするなど全国に名前を売ってきた。そのころは名前も売れていないので、悔しいこと悲しいこともたくさん味わっっている。
 「歌唱キャンペーンに来てくれたお客さんはわずかにひとり、ということもありました。向かいの家の二階から手を振ってくれた人もいましたが、惨めな想いは何度もしました」

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オバチャンたちとのジャンケン大会では優勝者(円内・左)に浅田と同じ豹柄パンツがプレゼントされた

 そんな辛い経験して大阪へ帰る新幹線でのみ込んだ悔し涙が、今回のカップリング曲「相棒列車」になっている。再起を期したアップテンポな風変わりななにわ演歌である。
 発表会の会場になったチンチン電車は、新幹線と違ってゆらりゆらりと進み、20年という浅田の歴史を感じさせていた。


[浅田あつこ オフィシャルサイト]
http://www.anchi.tv/html/diary.html
[浅田あつこ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/asada/



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