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レディーガガのニューアルバムに立命大教授のアート作品 [生駒幹人のCDウォッチング]

レディーガガ.jpg◆日本、アメリカ、イギリスで初登場1位を獲得したレディーガガの話題のニューアルバム「アートポップ」 = 写真左 = の盤面とトレイ下部分に、錯視研究の第一人者として知られる立命館大学文学部北岡明佳教授の錯視アート作品が採用され、こちらも話題になっています。


レディーガガ2.jpg









レディーガガ

 錯視アートとは目の錯覚を利用した芸術作品で、今回、ポップアートに採用された錯視アート作品は、2008年に北岡教授が考えた“ガンガセ”というもの。
 放射状に描かれたウニの刺のような静止画が、錯視効果で浮き出てくるようにガクガクと動いて見えるのが特徴です。

 この錯視アートに興味を抱いたのは「アートポップ」のCDデザインを担当する現代美術家ジェフ・クーンズ。

 クーンズといえば、マイケル・ジャクソンとペットだったチンパンジーのバブルスの等身大のオブジェや植物で覆われた13メートルもある犬型の野外彫刻作品「パピー」などで知らるポップアート界の大物。

 この「アートポップ」のジャケットに写るレディーガガは一見本人に見えますが、実はクーンズが製作した彫刻なのです。ジャケットデザインはポップアート界の重要作品と言われるリチャード・ハミルトンの作品のオマージュです。

 そんなクーンズが目をつけた北岡教授の錯視アート作品だったのです。
 作品の使用依頼があった時には誰のCDかは知らされず「発売日までは秘密に」と聞かされていたとか。

 錯視はまだまだ知られていない分野なので、この「アートポップ」を機に世界中の人々に知られると面白いですね。

恵比須堂十三本店・生駒幹人



[恵比須堂十三本店]
http://www.ebisudo.net/


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