レディーガガのニューアルバムに立命大教授のアート作品 [生駒幹人のCDウォッチング]


レディーガガ
錯視アートとは目の錯覚を利用した芸術作品で、今回、ポップアートに採用された錯視アート作品は、2008年に北岡教授が考えた“ガンガセ”というもの。
放射状に描かれたウニの刺のような静止画が、錯視効果で浮き出てくるようにガクガクと動いて見えるのが特徴です。
この錯視アートに興味を抱いたのは「アートポップ」のCDデザインを担当する現代美術家ジェフ・クーンズ。
クーンズといえば、マイケル・ジャクソンとペットだったチンパンジーのバブルスの等身大のオブジェや植物で覆われた13メートルもある犬型の野外彫刻作品「パピー」などで知らるポップアート界の大物。
この「アートポップ」のジャケットに写るレディーガガは一見本人に見えますが、実はクーンズが製作した彫刻なのです。ジャケットデザインはポップアート界の重要作品と言われるリチャード・ハミルトンの作品のオマージュです。
そんなクーンズが目をつけた北岡教授の錯視アート作品だったのです。
作品の使用依頼があった時には誰のCDかは知らされず「発売日までは秘密に」と聞かされていたとか。
錯視はまだまだ知られていない分野なので、この「アートポップ」を機に世界中の人々に知られると面白いですね。
恵比須堂十三本店・生駒幹人
[恵比須堂十三本店]
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