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永井裕子(キングレコード)  新曲「勝負坂」 好調続く評判の人生の応援歌  毎日が勝負の連続 [インタビュー]

永井裕子.jpg永井裕子のデビューは2000年6月であるから今年6月で15年目になる。その記念曲「勝負坂」を今年1月に出した。3月3日には33歳の誕生日を迎えている。区切りのいい数字が並ぶ今年を「お客さんとの勝負の年にしたい」と話す顔は真剣だ。毎日毎日が勝負の連続だという。歌を聴いてくれて、歌手永井裕子を好きになり、CDを買ってくれる ― そんな人たちを1人でも増やしたい。それが客との勝負だという。まさに新曲は自分への応援歌でもあるのだ。


勝負坂.jpg








 新曲「勝負坂」の発売直後の1月13日と27日、東京と大阪で、新曲発売記念の新春パーティーを開いている。たくさんの人たちが新曲に聴き入っていた。その力強い歌唱は、まさに永井裕子そのものを感じさせてくれる。そんなことを感じた人は少なくはない。
 周りのスタッフからも「これいいよ、と言って応援してくれる人が増えて、それがファンの人たちにも広がっているようです」と永井。

 ライブやコンサートはもちろん歌唱キャンペーンでもサイン会では、長蛇の列が出来て用意していたサイン色紙が足らなくなるといった事態が起こっていることからも、歌の評判の良さがうかがい知れる。

 「最近こういった歌が少ないこともあって、とくに男性が気に入ってくれているようです。切ない宿、海ものなどの恋歌もいいけれど、人生の応援歌はみなさんに共感してもらっているようです」

 永井が人生の応援歌を歌うのは初めてである。
 「この歌によって新たなわたしを引きだしてもらったようです。私もオロオロとする女々しい歌が多かったんですが、これは違って、本当の今の気持ちを伝えるように歌っているところに意味があるように思っています」


永井裕子2.jpg 歌手生活の14年間には、キャンペーンを幾度となく行ってきた。そこではCDも販売するが、さすがに1枚も売れなかったことはなかったという。しかし客が3人しかいない、といったことはあった。デビュー2作目からキャンペーンを行っているが、そんな頃の話である。

 どのような時でも「客との勝負」という気持ちを忘れたことはない永井である。
 「ファンになったよと言ってもらい、CDを買ってもらって、勝負には勝ったと思います。1人でもお客さんが私の歌を聴くために来てくれたのも、それは私の歌う力になります」





「勝負坂」発売記念新春パーティーの大阪会場で歌う永井裕子

 このように毎日が<勝負>といったことを考えるようになったのは、デビューしてすぐだった。客が自分の歌を聴いてくれているかどうかは、敏感に伝わってくる。こちらを向いてもらい、CDを買ってもらう。そんな勝負を14年間続けてきた。

 そんな時にもらった歌が「勝負坂」だった。永井に頑張れと励ましているようであり、これこそ自分への応援歌にほかならない、と永井は受け取る。
 1番と2番にある歌詞 ♪ 夢のつぼみは ほんものだ 風が背を押す 風が背を押す 勝負坂 ~  ♪ 道に迷って 泣きをみる 後ろ向くなよ 後ろ向くなよ 勝負坂 ~ がまさにそれを表している。

 永井は「もっとしっかりと歌って行きたい」という「勝負坂」で、希望の春をつかみ取りたい、そんな力強さを漲らせていた。


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 3月18日には、なでしこ姉妹の相方、井上由美子と一緒にNHKの「歌謡コンサート」に出演する。永井は「勝負坂」を歌い、それぞれがオリジナル曲を披露する。


[永井裕子 オフィシャルサイト]
http://www.yuko-nagai.jp/
[永井裕子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13787



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