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大沢桃子(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 懐かしい淡い初恋を歌う新曲「うすゆき草の恋」 きょう発売 桃ちゃんに書いてもらいたいナンバーワンのテーマ [インタビュー]

大沢桃子2.jpg◆岩手県花巻市、遠野市、宮古市の3市にまたがる早池峰(はやちね)山に咲く小さな白い薄雪草の花。その花言葉は「大切な想い出、初恋」。大沢桃子がきょうリリースする新曲「うすゆき草の恋」は、そんなかれんな花をモチーフに、彼女がなかむら椿のペンネームで作詞作曲した楽曲だ。たくさんのファンから寄せられた「桃ちゃんに書いて、歌ってもらいたい歌」から、最も多かったテーマの「初恋」「青春」を選んで作った。カップリング曲の「子午線の町」は、キャンペーンで訪れた先の人から提供された詞に大沢が曲を書いた。


 「うすゆき草の恋」は、その名前から連想出来るように、淡く儚い、遠く過ぎ去った初恋を、岩手の山に咲く薄雪草と重ねて歌っている。
 大沢桃子が歌う楽曲は、その多くが自ら作詞したか作曲したものであり、自分の心の内から湧き出てきたものばかりだ。今回のように周囲の声を取り入れて作ったのは初めて。



 「去年デビュー10周年を迎えましたが、年を重ねるごとにファンの間から、歌って欲しいというテーマの要望が増えてきたんです。その中から最も多かったのが初恋や青春でした。遠い昔の当時は口にも出せなかった恋心も、今では誰もが懐かしい想い出として振り返ってみたいようです。それを青春演歌に仕立てて届けられないか、と考えたんです」


大沢桃子 うすゆき草の恋.jpg 時代を超えて誰もが経験する想いだが、歌の時代は昭和30年代にした。「女学生」や「おさげ髪」「学び舎」など、今ではあまり使われなくなった言葉を歌詞に入れたのもそのためだ。
 青春演歌と決めて「懐かしさや優しさをしみじみと感じてもらう」ために、懐かしいメロディーにした。

大沢が書く詞の多くはふる里岩手の自然がモチーフになっている。前作の「イギリス海岸」もそうだった。地元ではごく当たり前の風物を取り上げ、紹介している。
「以前は岩手の出身だということが嫌だったんです。ところが『風の丘』を書いたあたりを境に、ふる里が魅力あるところに見え始めたんです。それからは岩手をたくさんの人たちに知ってもらいたいという想いが強くなりました」

 今回取り上げた薄雪草はエーデルワイスとも呼ばれる。日本各地に見られる高山植物であるが、それを早池峰山の花としたところに、大沢のロマンがある。
 岩手を題材に多くの作品を残した宮沢賢治のように、彼女は今ふる里の自然や人びとをテーマに作品作りに意欲を燃やしている。

絆から生まれた歌


 カップリングの「子午線の町」は、子午線が通る明石を舞台にした恋物語。
 兵庫県明石市の吹田晴也さんが作詞をした。男性名だが実は、夫とともに同市内でカラオケ喫茶店を経営する女性である。以前から詞を書いていたが、採用されたのは今回が初めてだという。
 最初の出会いは去年、キャンペーンで店を訪れた時だった。詞を見せられて大沢は「素敵な詞だと感じました。タイトルも気に入り、曲をつけてみたい衝動に駆られたんです」と話す。

 こうした形で詞の提供を受けたのは初めてであった。同じ大震災に見舞われた兵庫と岩手、そんな共通のつながりも大沢の心の何処かにあった。





 「うすゆき草の恋」とともに編曲は伊戸のりおが担当している。「どちらがメインになってもおかしくないほど、素晴らしいアレンジ」(大沢)で、今回、ジャケットの大沢自筆のタイトル文字は両方の曲名が同じ大きさで並んでいる。12月11日には明石市内の明石市民会館で新曲発表会を開く。

 両曲ともに一般から提供されたテーマや詞を元に出来上がった。シンガーソングライターの大沢にとっては珍しいケース。これに刺激を受けたわけではないのだろうが「創作欲が出てきました。今までは自作自演でしたが、もっと羽根を広げて、私が作った楽曲を歌ってくれる人が出てくるとうれしいです」と、曲作りへの想いを高ぶらせている。


[大沢桃子 オフィシャルサイト]
http://bspro.jp/momoko/
[大沢桃子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/oosawa.html
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