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青木美保(キングレコード)  ステージに立って歌えることが幸せです  新曲「海鳥よ」で再び舞い飛ぶ [インタビュー]

青木美保4.jpg◆歌えることの喜びを全身で感じながらのステージだった。先頃、神戸市内で開かれた第123回KOBE流行歌ライブに出演したキングレコードの青木美保は、10年に及ぶ長い闘病生活によって歌えなかった辛いの想いを振り切るように、復帰第3作目となるデビュー30周年記念曲の新曲「海鳥よ」を歌った。知らず知らずに声を労わっていたことが、声に元気をなくしていたという復帰2作まで、自分を覆っていた殻を破るかのように伸びやかに歌う。


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 さる10月に東京・赤坂の草月ホールで開いたデビュー30周年の記念コンサートの余韻が冷めやらぬ青木美保は、2014年12月11日、KOBE流行歌ライブに島倉千代子からプレゼントされたという着物を着て出演して、1年半ぶりに神戸のファンに元気な姿を見せた。
 けいれん性発声障害という難病を克服して、11(平成23)年に作詞荒木とよひさ、作曲五木ひろしの「紅の花」で10年ぶりに復帰。14年9月に復帰第3作となる「海鳥よ」を出している。

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 ライブでは新曲「海鳥よ」(作詞・たかたかし、作曲・徳久広司、編曲・萩田光雄)と前作の復帰第2弾の「風花しぐれ」など6曲を歌った。
 青木は「ステージにこうして立っているのが夢のようです」と、長い闘病生活を経て、復帰後3作目を出した想いを噛みしめるように語っていた。

この楽曲は青木が長い休業から精神的に復帰するきっかけを作った。
復帰1作目2作目と彼女は、以前と同じように元気いっぱいに歌っているつもりだった。ところが周囲はそうは見ていなかったようで、今作を作曲した徳久はレコーディングに際して青木にこんなことを言っている。
「骨折しても病院へ連れて行ってやるから、思い切り飛んでみろ」

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 それは青木の想いとは逆に、知らず知らずのうちに歌に元気がなくなり、恐る恐る声を出しているように伝わっていたことを突きつけられた一言でもあった。
 突然声が出なくなる、歌手にとっては致命的な病気を経験して、復帰後も再び声を失うのではないかといった恐怖がいつも付きまとっていた。それが現れていたのだ。

 徳久の言葉に背中を押されるように「私はひとりではない。周りには見守ってくれている人たちがいる」と、青木は自分に言い聞かせて、今までの自分の殻を破るかのように声を出してレコーディングに臨んだ。
 「休んでいる間に身体と゛う付き合うかということに気付かされました。若い時にはあまりやらなかった発声練習も始めており、いつまでも歌い続けられるように努力しています。今できることに集中して歌っています」


青木美保2.jpg このように長い間、歌手を休んだことで学び、変化したことも多いようだ。
 「もがいてもダメだということが分かりました。流れに逆らわずにその時々のベストを尽くすということですね。恵まれている時はやたらと他人のことが気になりましたが、今は他人と比べることもなくなり、生きてることが楽になってきました」

 歌と向き合う気持ちも変わった。
 「昔はこんなところで歌うのかとか、こんなところでは歌いたくないとか、そんな生意気な想いもありましたが、今は歌わせてもらっているのが幸せなのです」

 これからは一度失った声を大切に長く歌手を続けていきたいという。しかも「自分がみなさんに応援してもらえるように、少し欲張りにならないといけないと思います」とも。







[青木美保 オフィシャルサイト]
http://www.aqua-pro.co.jp/talent/aokimiho/index.html
[青木美保 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10406


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