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市川由紀乃(キングレコード)  絶好調! 海峡の女王が歌う「海峡岬」 ますますパワー全開 [インタビュー]

市川由紀乃.jpg◆去年最も頑張った歌手のひとりが「海峡の女王」と呼ばれる市川由紀乃だろう。デビュー以来、タイトルに <海峡>と付く楽曲は、テイチクからキングレコードに移籍してからだけでも6曲もある。9月に出した最新曲でも「海峡岬」と、やはり海峡の名が付く。しかもこの歌はオリコン演歌・歌謡曲チャート初登場1位というだけでなく、自身の連続ベストイン記録を更新。年末の第56回日本レコード大賞では日本作曲家協会選奨を受賞するなど、今までにない絶好調ぶりを見せる。3月をめどに新たにファンクラブをスタートさせて、歌の輪をさらに広げようとしている。








市川由紀乃・海峡岬.jpg キングレコードに移籍して3年目の2000(平成12)年に出した「海峡氷雨」は、今なおカラオケで歌われる市川の代表曲のひとつである。作曲家市川昭介から提供された初の作品でもあることから、彼女にとっては今なを忘れられない楽曲となっている。
 翌年に出した新曲も海峡ものだった。その「さいはて海峡」では、オリコン演歌・歌謡曲チャートで初めて初登場1位になっている。

 以来最新曲の「海峡岬」に至るまで海峡を歌い続け、今では誰言うともなく市川は「海峡の女王」と呼ばれるようになった。
 「今回で6作目の海峡ものですが、そこにはそれぞれ違った女性の情念があり、それを歌い分けています。今作は初めての作詞家石原信先生の作品で、移りゆく女性の未練心を歌っていますが、それにも増して映画でも見ているかのような情景を感じ取ってもらえればと思っています」

 そのような情景表現が多くの人たちの心に響いたのか、年が明けても絶好調を続ける「海峡岬」。去年はこれの発売後もキャンペーンやコンサート・ライブなどで全国を駆け巡り「ゆっくりと休む暇もなかった」と市川。

 それだけに喉のケアや健康には気を遣う。
 「今までは魚中心の食事でしたが、最近は無理をしても肉を食べるように心掛けています。そのおかげでしょうか、風邪を引かなくなりましたね」と、ますますパワーを高めている。

 今年3月には大阪・新歌舞伎座で開かれるコンサート「五木ひろし芸能生活50周年記念 歌・舞・奏スペシャル」(1〜25日)に、10日から19日までの10日間ゲスト出演する。10日間連続して彼女の歌声が聴ける、ファンにとってはこの上ないプレゼントである。


市川由紀乃2.jpg 同じ頃、ファン待望のファンクラブを立ち上げる。去年から準備を進めており、すでにたくさんの入会申し込みが届いているという。

ところで同じレコード会社所属の歌手、水田竜子が去年、突然の入籍発表をして驚かせたが、同年代の市川にはどのように映ったのだろうか。
「発表前に知らせてもらっていましたが、今まで1人で追いかけていた夢をこれからは2人になって、よりパワーアップすると思いますよ。私は今は仕事が楽しいので、(結婚の)予定もありませんが、出会いがあればと思っています」

 「海峡岬」の好調に押されるように、忙しく1年を終えた去年だったが今年は「さらに充実した実り多い年にして、年末にはうれしい報告がしたい」と、念願のNHK紅白歌合戦への初出場への意欲を感じさせてくれている。






[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/artist/ichikawa.html
[市川由紀乃 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522


(2014年収録)









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