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野中彩央里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  純和風なイメージいっぱいの新曲「忘れ雪」  ヒット曲「雪国恋人形」(’94年)の時と同じ感触に手応え [インタビュー]

◆衣装を身に付けマイクを持つと、その瞬間から福村さおりは、純和風でおしとやかな歌手野中彩央里に変る。そんな彼女がステージで歌う姿は何とも艶めかしく、得意とするファルセット(裏声)と相まって歌の魅力は一段と高まってくる。2015年6月24日に出した2年ぶりの新曲「忘れ雪」では、イントロのテナーサックスの音色とともにソフトなファルセットが、手紙を読むような間を生かした歌唱が切なさを感じさせてくれている。久々の関西キャンペーンで来阪した野中にインタビューした。



野中彩央里2.jpg 6月の新曲発売後に東京・下町でキャンペーンを展開している。新曲などを歌って、あとはCD購入客へのサイン会などをするのだが、今回は今まで少し様子が違っている。
 「今までは歌を聴いた後はクモの子を散らすように立ち去っていたお客さんの多くが足を止めてCDを買い、サイン会の列に並んでくれています。お店の前を歩いていたサラリーマンが立ち止まって歌を聴いてくれて、CDを買ってくれるんです」

 自分らしさを出した自信作と野中が言うように「忘れ雪」は、単なる新曲ではなく「今までの私の歌にないものを作りたい」と気を引き締めて臨んだ作品の良さが、聴く人へ伝わっているようだ。
 変化のひとつが「手紙を読むように間を取りながら歌う」という歌唱である。とりわけ歌い終わりの ♪ 忘れ雪 ~ にそれが感じられる。
 野中が「歌い上げるよりも難しいです」というこの間が、歌を一段と引き立てているのは間違いないだろう。




 この間が歌をソフトなイメージに仕上げているのも受け入れられている要因のようでもある。作曲をした徳久広司は「彩央里のセンスに任せる」と言って、歌唱キーを合わせる以外はレコーディング当日まで歌を聴かなかったという。
 新曲のレコーディング前は野中にとってはいつものことではあるが、自分の歌を録音して聴き、さらに歌い直すということを繰り返す。寝る前もブツブツと口ずさみながら、自分でダメ出しをする。寝られない、一番辛い時でもある。

 デビュー20周年の8年前以来という新曲発表会を、6月22日、東京・明治記念館で開いている。古くからの支援者やマスコミ関係者など予定を上回る100余人が集まった盛大なものになった。そこに顔を揃えた徳久をはじめ制作スタッフたちは、彼女の歌の仕上がりに満足気に聴き入っていた。


野中彩央里・忘れ雪.jpg その席に集まった人たちに配られた記念品は七宝焼きの小さな器だった。純和風でおしとやかという野中のイメージに合わせたエスプリを効かせた選定であった。
 そのイメージとは逆に野中はインタビューの時でも良く笑う。ごく普通の女性である。それがひとたび衣装を身に付け、マイクを持つと純和風のスイッチが入る。それを「ギャップ萌え」などと言って、その違いが大好きというファンも少なくない。



 「デビューの時と同じような気持ちで臨みました。ただ少しずつ幅を広げて進化し続ける野中彩央里を見てもらいたいです」

 来月にはデビュー28年目を迎える。かつて10周年の年に全国60ヵ所を廻るツアーコンサートをやっているが、30年を迎える再来年には「再び全国を廻って、今までご支援いただいたお礼がしたいです」と野中は意気込みを話している。今年はそのための土台固めの年であるようだ。


 きょう(7月14日)は大阪府堺市のジョルノ堺東(午後12時半から)と同東大阪市のミヤコ瓢箪山店(同4時から)で、店頭歌唱キャンペーンを予定している。17日には筆の産地で知られた広島県熊野町の町民会館で同じ徳間ジャパンコミュニケーションズの谷龍介とのジョイントキャンペーンを開く。



[野中彩央里 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/nonaka.html



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