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山田壽一(メロディーレコーズ) 夢をかなえた<花のニッパチ> 「風ごよみ」でプロ歌手デビュー  歌謡フェスタ 2016 ゴールデンライブにファン詰めかける [インタビュー]

山田壽一4.jpg◆去年、JAを61歳で退職し、夢の歌手デビューを2015年9月に果たした山田壽一。16年7月10日、地元の大阪府東大阪市内山ショッピングセンターで開かれたライブ「歌謡フェスタ 2016 ゴールデンライブ」でたくさんのファンを集めて、民謡仕込みの歌唱でデビュー曲「風ごよみ」を披露した。夢を果たして「好きな歌を歌えてうれしい」と話していた。


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 「風ごよみ」はたきのえいじ作詞・作曲の作品。夕焼け雲にふる里への想いを馳せる望郷歌。夢を捨てないで都会を生きている主人公を、40年のキャリアを持つ民謡調の張りのある声を響かせている。
 歌うのは1953(昭和28)年生まれの<花のニッパチ組>で、62歳の山田壽一。大分県佐伯市出身で16歳の時に両親とともに東大阪に移住し、その後、再び佐伯市へ戻った両親と離れて、大阪で1人暮らしをする彼自身に重ねた内容の歌である。

 学校を卒業した彼は東大阪のJAへ就職する。歌が好きだったこともあって、30歳頃からプロ歌手もたくさん輩出している関西歌謡大賞をはじめ、各地のカラオケ大会に挑戦してプロの歌手への夢を膨らませていった。
ところが月日だけが過ぎ、なかなかチャンスは巡って来なかった。
 「去年退職したのを機に思い切って、25年の付き合いがあったたきのえいじ先生にプロデビューしたいと申し出たんです」

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歌謡フェスタ 2016 ゴールデンライブでファンサービスの山田壽一

 3年前に最愛の妻を亡くしたのも踏み切るきっかけにもなった。その妻への想いはカップリング曲の「愛しくて 切なくて 愛は遠すぎて」に詰め込んだバラード調の楽曲である。
 「妻を亡くしてからは、この日のライブの会場だったショッピングセンターに週に2回は買い物に来て、自炊の材料を買い込んでいます」
 プロデビューしてからも、いまのところその生活は変わらないようだ。


山田壽一2.jpg JA時代には顧客を伴っての旅行会で、行く先々の宴会で民謡を歌って接待していたほど。また夏ともなると、休日には盆踊りで河内音頭を歌うことを20年も続けている。
 そののどを存分に発揮させているのが、デビュー曲の2曲だ。のびやかな声を活かして、ステージでは福田こうへいの「南部蝉しぐれ」や成世昌平の「寿」など、民謡調の演歌を好んでカバーする。

 今年9月でデビュー2年になるが、デビュー前にすでに300人を集めて1時間半のリサイタルを開き、全24曲を歌い切っている。去年末にはディナーショーも開いたほど。歌謡フェスタ 2016 ゴールデンライブの会場にも、山田を応援しようといった人たちが次々と詰めかけて、いつものライブを上回る人出となった。

 念願のプロ歌手になって「好きな歌を歌っていられるのがうれしい。仕事をいただくと、何曲歌わせてもらえるのか必ず聞くんですよ」と目を細める。大好きな五木ひろしは歌手として目指す大きな目標でもある。
 アマチュア時代から続けている介護施設への歌のボランティア慰問も、大阪府内はもちろんふる里の大分県内でも続けており、ライフワークにしていく構えだ。

 来年1月には去年に引き続いてディナーショーも予定している。


[山田壽一 フェイスブック]
https://www.facebook.com/toshikazu.yamada.9849






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