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テレビ演歌番組「演歌ジャックス」 ゲストに芸能生活60周年の歌川二三子とデビュー3年目の竹村こずえが出演 [テレビ]

◆テレビ演歌番組「演歌ジャックス」の8月放送分の収録が2016年7月13日、大阪市内で行われた。特別ゲストは今年芸能生活60周年を迎えている歌川二三子(夢レコード)とトラックドライバーから演歌歌手に転身して今年で3年目の竹村こずえ(日本クラウン)のふたり。歌川は4年ぶりに今年5月に出した新曲「ふるさとのお母さん」を、竹村は8月3日に発売される「あかね雲」をそれぞれ披露した。

■母への想いを込めて4年ぶりのシングル

 新曲「ふるさとのお母さん」は、去年、98歳で亡くなった母を想って歌川二三子が作詞し、4年ぶりに出したシングル。作曲は宮川ひろし、編曲は高田弘。歌の冒頭に ♪ ごめんなさい 只今帰りました ~ とセリフが入るのも、帰りたくても帰られなかったふる里と、そこにいた母への想いをたっぷりと込めている。歌川は「母が住むふる里の新潟へは1年に1度帰ることができるといいほうでした。歌っていると、自然と母を思い出してきます」と、歌への想いを話した。

歌川二三子2.jpg歌川二三子.jpg

















歌川二三子

 「この歌はドラマチックな展開になっています。今までファンの皆さんから私の歌は難しいから歌えないって言われていたんですが、今回は歌いやすいって評判なんです。これからは皆さんにたくさん歌って欲しいですね」


歌川二三子・ふるさとのお母さん.jpg 歌川は今年芸能生活を始めて60年になる。1月には埼玉県深谷市で60周年記念コンサートを開いている。
 まだ4歳だった歌川は、早くも藤間流の日本舞踊を習い始めている。そのかたわら盲目の浪曲師であった父・東光軒宝月の手を引いて全国各地を巡業して歩いていた。これが歌川二三子の芸能界へのデビューである。地方の祭りなどに呼ばれて出かける父親と一緒の巡業は、中学2年まで続けている。

 父のステージに立つようになり「歌も歌えるだろう」と勧められたのが、歌への道を歩む第一歩だった。その後、看護師を経て憧れていた同郷の遠藤実の門下生となり、1986(昭和61)年、30歳を過ぎてから「演歌街道」で歌手デビューをする。
 20年数前に肝臓がんを罹って体重は32キロにまで減ったが、今ではすっかり回復。その復帰作となったのが、歌川の代表曲になる「父娘鷹」(1995年)だった。この日の収録では新曲のほかに「女傑・島村ギン物語」 「二三子の鉄砲節」も歌ったが、いずれも彼女の真骨頂ともいうべき歌である。

 久しぶに「演歌ジャックス」へのゲスト出演をした歌川は「この歌は母への想いのほかにも、もう帰って来ない人への気持ちも込めています。これらかも人様の心に伝わる心を歌っていきたい」と、次の70周年への意欲を示していた。

■歌手は私の第2の人生

 もうひとりのゲストの竹村こずえは、3人の子どもを育てるために始めたトラックドライバーから演歌歌手に転身して今年で3年目である。デビュー曲から張り歌で、元気なお母さんぶりを示してきたが、8月3日に発売するデビュー第4弾シングルの「あかね雲」からは一転して、初のブルースに挑戦している。
 「かっこういい女できめてくれとディレクターからの希望だったんです」
 竹村が言うように、元気のいい今までの張り歌とは違ってパンチとドスを効かせたブルース調である。さぞかし無理をしているのではないのだろうか、と聞いてみると。
 「むしろこうしたブルーズが好きなんです」と竹村。

竹村こずえ2.jpg竹村こずえ1.jpg

















竹村こずえ

 去年彼女はカバーアルバムを出している。その中にブルースも収録されていて、キャンペーンやコンサートでも歌っていた。それがまた結構好評で、気を良くしたディレクターは「次作はブルースでいく」と、1年前から決めていたという。
 ファンにとっては恐らくまったくの新境地のように聴こえるはずの新曲だが、本人にとっては「これが本当の私なんです」と言ってのけるほどである。


竹村こずえ・あかね雲.jpg 竹村が「能登の海鳴り」でデビューしたのは2014年4月である。記者は、人前で歌うのはまだ2度目というデビュー直後の竹村を取材したが、その姿は堂々したものであった。その後、デビューして初めてテレビ出演したのは「演歌ジャックス」だったといい、2ヵ月後にはNHKの「歌謡コンサート」(現・うたコン)にも出演して、新人らしくない落ち着きを感じさせていた。
収録でその時の様子を指摘された竹村は「今だったらドキドキして震えがとまらないかもしれませんね」と笑う。


 彼女は19歳を筆頭に3人の子どもを持つシングルマザーの彼女。「その子たちを育てるために必死に働いてきた」といい、大型自動車や美容師、エステなど免許を持つのも、そのためのものだった。
 「あかね雲」の3番にある歌詞 ♪ 辛い過去(むかし)の その後(あと)からは 幸せが 幸せが 待っている ~ は、歌手を自分の第2の人生とする自分自身に重ねて歌っているようだ。

■常連組も熱唱

MARI.jpg林よしこ.jpg

















MARI(左)と林よしこ

小川リエ.jpg新浩司.jpg

















小川リエ(左)と新浩司

生駒尚子.jpg

















生駒尚子

 番組の収録では林よしこ(ビクターエンタテインメント)が「淀川みれん」MARI(メディアジャックス)が「生まれかわっても」小川リエ(夢レコード)が「浪花の一番星」新浩司(ホリデージャパン)が「北慕情」生駒尚子(同)が「浪花の女房」を歌った。



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