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大月みやこ(キングレコード) 好調な新曲「紅の傘」や「白い海峡」など全26曲を歌う 「大阪夜霧」など大阪楽曲も 大阪・新歌舞伎座で恒例のコンサート [コンサート]

◆大月みやこが2016年8月26日、大阪・上六の新歌舞伎座で毎年恒例の「大月みやこコンサート」を開き、新曲「紅の傘」のほかレコード大賞最優秀賞受賞曲の「白い海峡」などヒット曲集や、ふる里の大阪を舞台にした「大阪夜霧」など全26曲を歌った。着物、ドレスと13回も着替えるという華やかなステージにも観客は満足し切った様子だった。

大月みやこ.jpg
大月みやこ

 大月みやこが生まれ育った大阪で開くコンサートは「いつも新たなファイトがわいてくる」と、彼女にとっては格別な想いがある。コンサート会場に隣接する近鉄・上六駅は、彼女の生家があった八尾から歌謡教室へ通っていた際の乗り換え駅。想い出いっぱいの場所である。
 今回も1日前に帰阪して21年前に亡くなった母親の墓に花を供えている。
 オープニングでは母親がまだ元気だった頃の「大阪ふたりづれ」やデビュー2年目の「大阪夜霧」、そして珍しく通天閣を歌った「通天閣の子守唄」など大阪舞台にしたオリジナル曲を揃えた。どれも普段は歌う機会は少ないが「どれも胸がいっぱいになります。しかもこのステージに立つといつも母が一緒にいるように思います」と大月。

 大月のコンサートの見どころのひとつは衣装を次々と変える七変化であろう。オープニングからエンディングまでには13回も着替えている。とりわけ2部の<大月みやこのポップスの世界>では、純白のドレスを着ての「この胸のときめきを」に始まり、真っ赤なドレスでの「あなた」まで、計6回ドレスを早替えして8曲を歌って観客を沸かせた。

 懐かしの昭和歌謡のコーナーでは「長崎の鐘」(1949年)「ダンスパーティーの夜」(1950年)などを歌ったが、東京日日新聞(現在の毎日新聞)に載った女性の手記を元に書かれた「星の流れに」(1947年)では、冒頭でその手記の一部を朗読した。

■「白い海峡」から「紅の傘」までヒット曲をメドレー


大月みやこ・紅の傘.jpg 約2時間のコンサートで圧巻はやはり、自身のオリジナルを集めたヒット曲集だった。2013年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞した「いのちの海峡」(2013年)に続いて、「夢日記」(1996年)「女・・・さすらい」(2011年)「愛のかげろう」(2015年)「白い海峡」(1992年)と、大月みやこの女の世界を一気に歌い、そして52年の長い歌手人生の中でも数少ない「幸せな気分になって歌える」という2016年の新曲「紅の傘」を笑顔いっぱいに披露した。

 ラストは1987年のヒット曲「女の駅」。この歌で大月は前年の「女の港」に次いで2度目のNHK紅白歌合戦出場を果たしている。
 歌い終わった大月は「ふる里でのステージは私をいい気持ちにしてくれました。これからも私の歌をきっとどこかで誰かが聴いてくれていると思って、じっくりと前へ進んで行きます」と話していた。

 9月7日にはアルバム「大月みやこ全曲集2017・2タイトル」を出すほか、11月22日には東京・日本橋の三越劇場で恒例の「大月みやこ 2016 秋のコンサート」も予定している。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066





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