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第2回大阪歌謡フェスティバル  昭和歌謡を歌い継ぐ演歌・歌謡曲の祭典 八代、角川、鳥羽、伍代、神野、長山が懐かしの昭和のオリジナルヒット曲を披露 [コンサート]

◆まるまる3時間、演歌と昭和歌謡がびっしりと詰まった大阪歌謡フェスティバル(主催・レインボーエンタープライズ)が2016年8月30日、大阪市北区のフェスティバルホールで開かれた。去年に次いで2回目で、今回は八代亜紀をスペシャルゲストに角川博、鳥羽一郎、伍代夏子、神野美伽、長山洋子が出演し、懐かしい代表曲やヒット曲、さらには新曲までを披露した。これを演出した作詞・作曲家の中村泰士がプロデュースする道頓堀SUPER歌謡劇場のレギュラーメンバーの浅田あつこ、林よしこ、塩乃華織、エンジュも最新曲を歌った。

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 八代亜紀「もう一度逢いたい」「舟唄」といったヒット曲のほか、去年10月に出した初のブルースアルバム「哀歌-aiuta-」の中から「Sweet Home Kumamoto」を披露した。ブルースシンガー、ロバート・ジョンソンの「Sweet Home Chicago」のカバー曲で、ふる里熊本への愛情を日本語詞で歌った。
八代は「演歌も歌謡曲も日本の心の流行歌。そしてブルースもジャズもみんな流行歌です」と、歌の素晴らしさを称えていた。

 大阪歌謡フェスティバルは今回で2回目。レインボーエンタープライズの親会社でカラオケボックスを全国で展開するカラオケレインボーを運営するコスモコーポレーション(奈良県天理市)の琴平能弘社長が「遠くなりつつある昭和の良き時代の演歌・歌謡曲を想い出し、歌い継いでいく」ことを目的に去年から始めた。

 今年5月に出した昭和の下町の香りたっぷりな市川昭介メロディーの「ふれ逢い橋」を歌った長山洋子は、デビュー当時の「蜩 - ひぐらし -」「捨てられて」も聴かせた。観客は久々の長山のしっとり演歌に聴きほれると共に、懐かしさに浸っていた。デビューは長山と同期という神野美伽は去年に続いての出演。同じ市川昭介作曲でデビュー2年目のヒット曲「男船」「春夏秋冬 屋形船」「あんたの大阪」、そして新曲「男の海峡」を迫力たっぷりの歌唱で披露した。
 伍代夏子は再デビュー4年目に出してヒットした「忍ぶ雨」を歌った。情、涙といった演歌のキーワードをそのまま身にまとったような性格は、演歌歌手にピッタリ。新曲の「花つむぎ」なども披露した。

 鳥羽一郎はデビュー曲で代表曲でもある「兄弟船」「男の港」などを歌い、8月24日に出した新曲「北海夫婦唄」も披露した。「素晴らしい大阪歌謡フェスティバルに参加できてうれしい」と感想を語っていた。
 また角川博は得意のジョークを連発しながら「大阪物語」「女の気持ち」「伊豆の雨」そして最新曲の「かなしい女」を歌った。それでもやっぱり、これがなくちゃ-と、美空ひばりの物まねで「悲しい酒」を歌って会場を沸かせていた。


 オープニング、エンディングは出演者全員が勢揃い。すると観客は昭和演歌・歌謡曲のプレゼントに感謝の気持ちを示してスタンディングオべーションで応えていた。主催者側では来年は第3回目を開催を予定しているといい、演出した中村泰士は「来年には新たに大阪城ホールで1万人の演歌・歌謡曲のイベントも開く」と宣言。
 最後は恒例の「大阪ヒューマンランド~やんか~」を全員で歌ってフェスティバルの幕を閉じた。




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