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真木柚布子(キングレコード)  初の本格的なギター演歌「しぐれ坂」 昭和の匂いが漂うメロディーに好反響 [インタビュー]

真木柚布子.jpg◆ギターの伴奏が印象的な「しぐれ坂」(作詞・下地亜記子、作曲・南郷孝、編曲・南郷達也)。真木柚布子が2016年5月18日に出した新曲である。キングレコードのディレクター、中田信也がいつか出したいと長年温めていた楽曲だった。真木も「夜叉」(2014年)「助六さん」(2015年)とハードな歌が続いていた時で「そろそろ少し昭和を感じさせる、しっとりとした歌を歌ってみたい」と思っていたところだった。そこに初めての本格的なギター演歌を提示されて飛び付いた。女心のはかなさや寂しさを語るように歌っている。真木の新たな世界を見るような気がする。









 「しぐれ坂」は歌唱力が試される楽曲だという。
 真木も「ボーカルが引き立つ作りになっています。オケに助けてもらえないので、慎重に歌わないといけないし、その分私にとっても勉強になりますね」と話している。
真木柚布子・しぐれ坂.jpg 全体にゆっとりとしたメロディーである。そこにセリフが入る。
 1番のあとに、哀しいものね 女って・・・ ~ (中略) あの人を連れてきて・・・と入るセリフはこの歌が持つ昭和情緒を一層に高めてくれる。

 ディレクターの中田から楽曲が提示されると真木は待ってたとばかりに「歌ってみたい」と返答したという。

 「決して難しい歌ではないんですよ。美空ひばりさんの『悲しい酒』じゃないけれど、カラオケ好きの人たちには歌とセリフの両方で楽しんでもらえるとうれしいです」

 このセリフが結構アクセントとなって歌の評判はいいようだ。
 ファンの間でも「しっとりとしたスローなテンポですが、思ったより難しくない」と、カラオケを歌っている人たちも増えている。

■伯コンサートが取り持ったカップリング曲

 カップリングの「どこに咲いても花は花」は、作詞が初めて真木の作品を手かけたもず唱平、作曲は北川朗久、編曲が南郷達也である。北川は1937年大阪市生まれで、62年にブラジルに渡り、現在もブラジルで暮らしている。ブラジル日本アマチュア歌謡連盟の元会長でブラジル紅白歌合戦の創始者としても知られている。日本で活躍するブラジル人演歌歌手のエドアルドの育ての親でもある。



 その北川と真木が出会ったのは去年のことだった。ブラジルと日本が外交関係を樹立して120周年になるのを記念したコンサートがブラジル・サンパウロで開かれたが、それに真木が招かれてひとり芝居を含む歌謡ショーを約3時間やってのけたのである。
 それが縁で今回、作曲を担当することになったという。

 その時の昼夜2回公演のコンサートでは、同時通訳の入りの歌唱に日系ブラジル人など満員の約2000人が、真木が歌う「九段の母」など日本の歌に満喫していた。
 今年も再び、声がかかっているといい、歌うジャンルの幅広い真木の特徴を生かして「純和風な演歌からリズミカルな音楽まで、多彩な構成で楽しんでもらいたい」と、早くもステージに想いを巡らせる。


[真木柚布子 オフィシャルサイト]
http://www.yukomaki.com/
[真木柚布子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=12453






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