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浜博也(テイチクエンタテインメント)  新曲「似た者どうし」 初の男の人生歌 力まず語り部に徹して歌う [インタビュー]

浜博也.jpg◆ラブロマンスを歌うことが多かった浜博也が初めて、男の人生を歌っている。親への土産をひとつも作れないでいるダメな自分だが、親父とそっくりな生き方をしていることを今夜の酒が教えてくれる。2016年7月に出した「似た者どうし」(作詞・森坂とも、作曲・桧原さとし、編曲・南郷達也)である。都会的なムード漂う歌が多かった浜だけに「僕の今までのイメージとは異なる歌」になっているが、来年55歳を迎える歳になったからこそ、歌の説得力が一段と増してくるようだ。


浜博也・似た者どうし.jpg









 鶴岡雅義と東京ロマンチカの3代目リードボーカルとしてデビューしたのが1983年。1993年にソロボーカルとして再スタートを切り、2003年にテイチクに移籍している。一貫して大人の恋歌を歌ってきた。
 「もうラブロマンはもういいだろう」
 新しいディレクターはそろそろ歳に見合ったこんな歌はどうか、と持ってきたのが「似た者どうし」だった。

 ♪ 男の日の目は 夢の夢 ~
 ♪ うまくやれない 生き方さえも 親父ゆずりの この俺さ ~ 。
 いきがって飛び出した田舎も、今では親父がひとり呑んでいた酒の味がわかるような歳になってしまった。でも、いったい今まで何をしてきたのだろうか - と自問自答する。

 そんなことをふと思うことがある。それを歌にした。
 「僕は決して主人公になることなく、語り部として、力まずに歌っています。良い出来あがりになっていると思います。でも、この歌の結果がどう出るかは、まだ分かりません」

浜博也・ベストアルバム.jpg 浜博也の父親は現在82歳。歌手になったのも歌が好きだった父親の影響だった。浜の本名は鈴木浩也。芸名と同じ「也」の字が付く。「親父が好きだった三橋美智也さんの『也』からもらって付けた」(浜)ものである。
 今年、山形県グラウンドゴルフの会の会長に父親が就任したのを祝うパーティーの席で、新曲の「似た者どうし」を披露している。
 父親はどんな想いでその歌を聴いたのだろう。




 10月19日には浜の代表曲を収録したアルバム「浜博也ベストアルバム」(16曲)を発売。ザ・マイクハナサンズの名前で歌った「今夜の主役は私です」も6年ぶりに収録している。「この歌は今もコンサートやディナーショーでは良く歌っている」(浜)のだが、同曲のCDを求める人も耐えないなど、人気は未だに衰えずといった話題曲である。



 来年はデビュー35周年にあたる。かつて20周年、30周年を記念して開いたコンサートでは会場を満員にしてきた。35年もそんなコンサートを開けたら最高だという。
 と言うものの、最近の歌謡界の低迷ぶりには困惑している。演歌・歌謡曲ファンの高齢化も著しい。そんな中でエンタティナーとして演じ、ヒットを目指す浜にとっても、何とも難しい時代である。

 2016年12月5日には東京・新宿ワシントンホテルで「浜博也クリスマスディナーショー」を開く。


[浜博也 オフィシャルサイト]
http://hamahiroya.net/
[浜博也 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/hama/






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