SSブログ

戸川よし乃(日本クラウン)  「十勝の春 ~ ふるさとに春の雪 ~ 」 希望あふれるシリーズ最終章 [インタビュー]

戸川よし乃が挑戦している「ドキュメンタリー演歌」が最終章を迎えた。2016年10月12日に出したデビュー6作目は、ふるさと十勝から届いた手紙とスズランの花に家族の笑顔を思い浮かべる「十勝の春 ~ ふるさとに春の雪 ~ 」。歌手を目指して上京した戸川は挫折を繰り返しながらも、ようやく夢を実現させた。そんな自らの人生を連想させるようなストーリーを歌にしたのが、去年から歌い続ける十勝シリーズである。今作はそれを締めくくって、希望いっぱいに輝く歌になった。

戸川よし乃 111.jpg


 戸川よし乃は2012年に「すずめは雀」でデビューして、今年は5年目になる。そのすずめシリーズの3作に続いての十勝シリーズである。
 シリーズの完結編となる「十勝の春 ~ ふるさとに春の雪 ~ 」は、上京して少し大人になった主人公が、都会の生活にも慣れて両親をはじめ大切な家族を想いやる、といったストーリー。
 1作目の「十勝平野」(2015年2月)は「氷雪挽歌」のカップリングであった。希望を胸に膨らませて東京へ出てきた主人公だけど、心が折れて十勝へ帰って行く。2作目の「十勝望郷歌」(2015年12月)では再起をかけて再び東京へと戻ってくる。

 戸川自身を描いた「ドキュメンタリー演歌」でもある3作、中でも今作は自然いっぱいの十勝平野が目の前に広がってくる。十勝の冬は雪に埋もれて過ごす。そんな雪も融け始めると、春の匂いに心が騒ぐ。「十勝の春 ~ ふるさとに春の雪 ~ 」は、雪国のそんな人々の息遣いが聞こえきそうな歌でもある。


戸川よし乃・十勝の春 ふるさとに春の雪.jpg 実際、十勝は季節によって風の匂いが異なる。冬の今はストーブから出る重油の匂いである。雪に長く閉ざされ、耐える季節である。ようやく雪が溶け、草木が芽吹く春が近づくと土の匂いがしてくる。北海道は今も、春夏秋冬それぞれ異なる季節感がはっきりとしているのである。
 今作も作詞は円香乃、作曲は岡千秋のコンビだ。春が訪れる喜びと、希望いっぱいの芽吹きの喜びとが、今回の作品には詰まっている。
 「今まで十勝で新曲発表会を開くたびに、先生たちに来て頂いていますが、その時の印象で今回の十勝の春を書いてもらっています」と戸川。


 そんな十勝の中心地、帯広市内で戸川は、来年4月に新曲発表会も開く予定だ。地元で歌って「いい歌だなぁ、と言ってもらえると励みになります」と戸川は期待を寄せる。


 カップリングは「一年たったら逢いましょう」
 ノリが良く、ライブやコンサートのエンディングで歌える楽曲。作曲は今回、初めて戸川の作品を手がけたという香川県在住の三好和幸。戸川のことはデビュー前から知っているという<戸川通>である。

■ジャガイモは戸川推薦の十勝の味

 ところで十勝の名産にはじゃがいも、小豆、小麦などと豊富である。そんな中でも彼女のおススメはじゃがいも。じゃがバターなどいろんな食べ方はあるが、戸川家推薦は塩辛をトッピングしたもの。
 たしかに蒸かしたアツアツのじゃがいもに塩辛をのせると、単に塩を振りかけるのと違って、丸みのある塩の味が効いて何とも言えぬ味のじゃがいもが楽しめる。

 「ただいま」と言って十勝へ帰りたくなる気持ちが分かるようだ。




[戸川よし乃 オフィシャルサイト]
http://www.nijiirosha.co.jp/togawa/
[戸川よし乃 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/togawa/whats.html


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。