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島津悦子(キングレコード)  「紅ひと夜」 久々の大人の艶歌 歌い応えあるとカラオケ愛好家 ジャケットの題字は作曲家弦哲也氏 [インタビュー]

島津悦子・小.jpg◆来年にデビュー30周年を控えている島津悦子が50枚目のシングルとして2016年9月に出した新曲「紅ひと夜」 は、忍ぶ恋の艶歌である。作詞は坂口照幸氏、作曲が弦哲也氏、編曲は南郷達也氏。派手さはないものの、♪ あなたを待てば 誰かが困る ~ と歌うように、人生経験を積んだものだからこそ出てくる思い遣りの言葉は「歌う声も落ち着いたトーンに抑え気味」(島津)の大人の演歌になっている。


島津悦子・紅ひと夜.jpg









 「紅ひと夜」は20、30代で歌う艶歌とは違う、と島津はいう。
 「想いやり、情の深さを秘めて、強さを感じさせる大人の恋歌」(島津)なのである。
 落ち着いたメロディーであるが、歌の主人公は決して弱々しくはない。それを表現するには、やはり数々の女性を歌ってきたデビュー30年という彼女ならではの歌唱力が必要なのであろう。

 このところ粋な女性を数多く表現してきた島津だが、「王道の演歌」と言われるこの艶歌を歌うのは実に7年ぶりである。
 「私の中で唯一の男唄『惚れたのさ』のようにチャレンジグな歌をはじめ、今までに色んな作品を頂き、そのたびに手探りで歌ってきました。今回は久しぶりに歌う世界ですが、穏やかな気持ちで落ち着いて歌っています」
その言葉からは「紅ひと夜」が、本来の島津悦子の世界であるかのような安定感も感じさせる。

島津悦子2・小.jpg ジャケットやポスターに使われている題字の「紅ひと夜」は、作曲をした弦哲也氏が初めて毛筆で書いたものである。
 キーを合わせるために弦氏の事務所を訪ねた島津に弦は、一気に「紅ひと夜」の文字を書いた。戯れのつもりで書いた弦氏だったが、その文字に何か趣きを感じた島津は「頂いてもいいですか」と、その場でジャケットやポスターに使うことを決めた。
 「それならばもう一度書き直すから」という弦氏の言葉を遮るように、島津は「これがいいんです」と、持ち帰った。こんなところにも新しいことへ挑戦したい心が動いたのかもしれない。

 9月21日に発売されて、オリコンのチャートでは初登場7位だった。「派手な歌ではないけれども、カラオケ好きな人たちが、しみじみと味わって歌うにはいい歌でしょう。カラオケ大会で歌っても目立つでしょうね」
 カップリングの「海岸暮色」は、弦氏をはじめメイン曲の「紅ひと夜」と同じ制作スタッフではあるが、まったく世界観が異なる楽曲である。



■30周年にはコンサートも

 忍ぶ恋の艶歌を歌うためではなかったが、年初に「人生天国」を歌っていた頃から比べると、約7kgものダイエットを成し遂げている。歌のタイトル通り、天国の気分だったのか「体重計に乗るってビックリするほとの体重だった」という。
 それがダイエットへと向かわせたのであるが、11月5日には、身長が180cmで、29歳のイケメンの甥子の結婚式というイベントへの出席も、大きなきっかけとなったのかしれない。
 それより先、9月には熊本地震に見舞われた地域の人たちを励まそうと「熊本復興支援コンサート」を梓夕子、北川大介たちと開いたが、ここでピンクレディーに扮した島津は初めて太ももをあらわにして歌ったという。これもダイエットの効果なのだろうか。
 「7キロの肉を持って歩くのは大変なことで、アルコールを控えました。来年の30周年に向けて、さらにダイエットの第2弾に取り組むつもりです」



 デビュー20周年の時には東京、大阪など全国5都市でコンサートを開いた。25周年では当時歌っていた「雨の熱海」に合わせて、総勢400人でバスを仕立てて熱海へ旅行会を行っている。それだけに30周年には「コンサートを再び開きたい」と意欲をみせている。
 それの先駆けでもある「クリスマス&バースデーコンサート」を、自身の誕生日である2016年12月24日に、金沢市内のホテル日航金沢で開く。特別ゲストは湯原昌幸。


[島津悦子 オフィシャルサイト]
http://www.shimazu-etsuko.net/
[島津悦子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10397





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