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葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  今度は初の金沢を舞台に「雪の兼六園」 舞って歌える王道のしっとり演歌 [インタビュー]

葵かを里.jpg◆何度か足を運んでいるですが、まだ雪に覆われた景色は見たことがないんですよ ー という葵かを里が歌う11月発売の、北陸の名庭園・兼六園を舞台にした「雪の兼六園」。舞いながら歌える王道のしっとり演歌である。古都・金沢の風情を存分に出しており、葵が「歌好きの人たちのニーズに応えた歌です。とっても取っ付き易く、歌い心地が良い楽曲になっています」と話す言葉からは、ヒットへ向けての強い意欲さえ感じられる。


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 今年の夏は雨の京都で、五山の送り火に向かってヒットへの願いをかけた葵が、今度は金沢へと舞台を移している。どちらも葵の歌にぴったりな落ち着いた街である。
 葵の歌は踊りを織り込んだ構成になっている。フルコーラスで歌う際にはいつも2コーラス目で舞う。始めて13年という日舞と演歌を融合し、歌って踊れるのが、彼女の歌である。CDに同梱された譜面には、いつも踊りの振付を図解しているはどである。
 「踊りは30年、40年やって一人前と言われる世界ですから、私などはまだまだですが、歌と同様に情感を表現できます。それがひとつになることで歌が膨らみ、聴く人により一層伝わっていきます」

 そのしっとりとした歌の情感は踊りと一体となって、主人公の女性の切ない心情を表現してくれる。そんな歌を葵は、舞台を金沢に移す前、京都を舞台に5作続けて歌ってきた。どちらも和服と日舞が似合う街である。いずれもしとやかで楚々とした女性を歌ってきた。女性だけでなく、男性ファンが多いのもうなづける。
 ♪ これきりですか ~ あなたとは ~ と歌う「雪の兼六園」のサビは、別れようとも言わずに去って行ってしまった男性を想い、別れたとは決して思えない、諦めきれない女性の強い情念なのだろうか。葵ファンを唸らせるところであろう。

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 「雪の兼六園」はオリコンの演歌チャートでは、初登場2位でスタートを切った。前作の「五山の送り火」が1位であったから、このところ安定したファン層に支えられて、上位からの始動である。
 葵は「舞いながら歌える、王道のしっとり演歌を待っている人たちへ、ポンとボールを投げ込んだ形です」と話す通り、これが葵かを里と誰もを裏切らないそれが支持を高める。

■足跡を残す歌に

 葵は1曲1曲と存在感を増してきている。それも全国津々浦々を車で駆け巡る、どぶ板キャンペーンが功を奏しているのだろう。連日休みなく車を走らせて歌い続ける。目に映る演歌の市場は日々、小さくなっているようである。それでも歌い舞うことで独自の世界を築き、人気を高めている。そんな葵だが「決して高望はしません。今出来ることを一つひとつ確実にこなして、足跡を残して次へとつなげられるようにと心がけています」と控えめである。

 今回、新曲を受け取った際に、タイトルの「雪の兼六園」を見ただけで、まだ見ぬ雪に埋もれた兼六園の情景が浮かんできたという。しかも衣装に選んだピンクの着物が、雪をバックに良く映えそうだ。

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 1月9日には名古屋市中区のアートピアホールで「葵かを里新曲発表コンサート」を開くのに続いて、2月25日には初めて金沢市内の石川県文教会館でもコンサートを予定している。果たして雪の兼六園を目にすることが出来るのだろうか。

 ♪ 待っててね ~ と歌うカップリング曲の「涙の三番ホーム」はコンサートなどのエンディングソングとして作られたのであるが、蛇足ながら金沢駅の3番ホームは小松・福井方面へ行く普通列車の乗り場だという。





[葵かを里 オフィシャルサイト]
http://wwwb.jnc.ne.jp/aoikawori/
[葵かを里 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/aoi_kawori.html




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