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純烈(日本クラウン)  大盛況の歌と芝居の「純烈★ 聖夜歌謡祭」  来年の大阪では宙を舞って歌います!  [ライブ]

◆ムード歌謡グループの純烈が2016年12月20日、芝居に歌を交えた単独の大阪公演「純烈★ 聖夜歌謡祭」を大阪市中央区の心斎橋大丸劇場で開いた。今年9月11日の読売ホールでの公演の模様も盛り込み、紅白歌合戦出場の夢を追いかける姿を描いた芝居に、オリジナル曲など全17曲を挟み込んだ。今後の芝居についてコーラス担当の小田井涼平が「時代劇、現代劇と何でもやってみたいのですが、個人的には宙を飛んで森雄二とサザンクロスの『母性本能』を歌いたい」と話すと、リーダーの酒井一圭が「来年、大阪で飛ばせてみせます」と約束した。また年内いっぱいで退団が決まっている林田達也 は「残りのメンバーによる紅白歌合戦出場を応援します。ただ今年の12月31日のスケジュールは空いているので、駆け込み出場に望みを持っています」と話していた。

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客席を巻き込んで体操をする純烈たち


 デビューして9年目の純烈。芝居は実話とフィクションを織り交ぜての内容。彼らはクラブでムード歌謡を歌いながら紅白歌合戦を目指している。なかなか夢が叶わない6人が歌う「涙くんさようなら」(マヒナスターズ)は、彼らに欠かせない応援歌であった。
 「WHITE LOVE」(SPEED)「仮面舞踏会」(少年隊)などをカバーし、オリジナルの「幸福あそび」を歌い、夢の実現に向けて突き進む自分たちの心の内を表していた。

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歌の練習に余念のない劇中の純烈

 純烈の公演は見ていて楽しい。巧みなトークにタイミングのいい歌の挿入。来場した約250人のファンの大半を占める女性は、LEDの装飾ライトを右に左にと振って、黄色い歓声で応援する。席を離れて踊り出す人もいた。
 純烈たちが歌う「たそがれの銀座」(「幸福あそび」のカップリング)では、全員が客席から立ち上がり歌に合わせ、友井雄亮のリードで飛んだり跳ねる体操をすると会場が揺れた。メンバーが客席を回って握手すサービスもあって、ファンとの距離はさらに縮まった。

 そんな楽しくて女性ファンからの人気が絶大なメンバー6人は、平均身長が183センチで、元戦隊ヒーローの俳優が4人も占めている。

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歌い踊る純烈

 ボ―カルの白川裕二郎は元大相撲力士でもあるし、後上翔太は最年少の30歳「紅白に出て親孝行がしたい」と東京理科大学を中退して加わったという変わり種。大阪出身者のひとり友井は、身軽さを生かしたステージを見せてくれた。
 あと数日で純烈を離れる林田は元ビジュアル系バンドのボーカル。「今までに握手した皆さんの手の温もりが忘れられません。残りの日数を楽しみます」と話し、これからもグループが紅白出場という夢を果たすのを見守っていくという。

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紅白出場の夢を誓う純烈

 歌と芝居を融合させたステージを作りたいとする小田井は「北島三郎さん、小林幸子さんなど華麗で楽しいステージを目指し、たくさんのファンに見てもらえるような内容の歌と芝居を作っていきたい」と意欲を見せた。かつて足を骨折した時に、吉本興業の事務職への再就職を考えたこともあったことを明かしたリーダー酒井は「6人で大阪公演を演ったことをかみしめて、これからは5人で夢をつかみに進んでいきます」と語っていた。

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来年は大阪で宙を飛んで歌うという純烈
左から酒井、友井、白川、林田、後上、小田井

 アンコールではオリジナルの「キサス・キサス東京」に続いて、鈴木雅之バージョンの「ママがサンタにキッスした」とクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」を歌って、ステージを終えた。


[純烈 オフィシャルサイト]
http://junretsu-official.com/index.php
[純烈 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/junretsu/whats.html



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