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川中美幸(テイチクエンタテインメント) 芸能生活40周年記念 歌と芝居の特別公演  ヒットメドレーから新曲「津軽さくら物語」、アルバム「美幸のおとこ唄」も披露  大阪・新歌舞伎座 [舞台公演]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、川中美幸の芸能生活40周年を記念した大阪・新歌舞伎座での特別公演が2017年3月15日、中日を迎えて、生きた博多人形の異名持つ役者松井誠と共演した芝居を熱演。2部の歌謡ショーではオリジナル曲のヒットメドレーから、新曲「津軽さくら物語」やアルバム「美幸のおとこ唄」の収録曲などを披露した。40周年に相応しく、笑いと涙、さらには聴き応えたっぷりの充実したステージを見せている。3月24日まで。

川中美幸・新歌舞伎座特別公演.jpg

 2部の「川中美幸オンステージ 人 うた 心」のオープニングで、川中美幸は真っ赤な地に真っ白な鶴が舞う振り袖姿で、1980年の大ヒット曲「ふたり酒」から歌い始めた。赤は自身の還暦を示すが、それを祝うのが白鶴。十数羽が舞っていた。「酉年ですから鶴を...。さて何羽飛んでるのかしら。鶏では絵になりませんしね」。川中らしい返しであった。

川中美幸・津軽さくら物語.jpg オンステージの1部は40周年のヒットメドレー。「ふたり酒」「越前岬」から「ちょうちんの花」「貴船の宿」「二輪草」「おんなの一生~汗の花~」など14曲を歌った。

 40年は川中美幸として、1977年に2度目のデビューをした21歳の時から数えてである。親孝行で知られる川中、中日の前々日、東京に住む91歳の母親・久子さんを新歌舞伎座に招いた。前列で娘のステージを見て「良かった、良かったと言ってくれました」(川中)という。
 メドレー最後の ♪ お母ちゃん・・・・・一生懸命生きている あなたの 背中が道しるべ ~ と歌う「おんなの一生 ーー 」は、まさにその母親をモチーフにしている。

 車椅子ながら元気な母親の姿を見た川中は、40周年記念カバーアルバム「美幸のおとこ唄」(13曲収録)の中から「北の旅人」など7曲を聴かせた。収録曲の1曲「船方さんよ」を歌った三波春夫からは「歌は大衆の中にあると教えていただきましたし、いつもお母さんは元気かと気遣って頂きました」などと、収録曲のオリジナル歌手との思い出も語った。

川中美幸・美幸のおとこ唄.jpg 特別公演のもうひとつの見ものが松井誠の日舞である。人形ケースから飛び出したような博多人形を思わせる艶やかさで舞う姿は、女性をも凌ぐほどの美しさ。着物の早替えの模様をステージ中央で見せて、その素早さに観客もため息を漏らしていたほど。
 松井の踊りには川中の歌が流れて彩りを添えているが、デビュー曲「あなたに命がけ」(1977年)といった懐かしい歌も聴かせてくれた。


 オンステージは 、川中が2017年2月22日に出した40周年記念シングル第2弾の「津軽さくら物語」で締めくくられた。


■91歳まで頑張る!

 1部の芝居は、川口松太郎の「大阪善人」が原作の「めおと喧嘩ラプソディー」。川中は大阪・ミナミの宗右衛門町の料亭の女将役。優しいが浮気が玉にキズの亭主には松井誠、やはり浮気者の亭主を持つ姉でトンカツ屋の女将に三林京子、その夫に曽我廼家寛太郎、音楽評論家で役者の小西良太郎も出演している。
 宗右衛門町などを舞台に、正調大阪弁が飛び交う夫婦喧嘩あり笑いありの夫婦喜劇。芝居を演らせても天下一品の川中だけに、松井、三林との掛け合いも抜群。手放しで笑えて、時折涙もといった短編劇である。

 川中は冒頭から「本来はお1人おひとりお訪ねするところを、一括でご挨拶させてもらいます。長丁場の公演は体力勝負ですが、中日のきょうが一番調子がいいんですよ」と、大阪人ならではの喜劇役者顔負けのあいさつで観客を笑わせていた。
 40周年を迎えては「厳しい芸能界でよう40年もやってこれたと思います。私も(母と同じ)91歳までは頑張ろうと思っています」と、これからの芸能生活に意欲を見せていた。


[川中美幸 オフィシャルサイト]
http://kawanaka-miyuki.jp/
[川中美幸 テイチクエンタテインメント]
http://kawanaka-miyuki.jp/







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