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新歌舞伎座、五木ひろし特別公演・坂本冬美特別出演 きょう千秋楽 [舞台]

◆連日、満員の大好評ぶりを見せていた五木ひろし坂本冬美による芝居・夫婦善哉と歌謡ショー・ふたりのスペシャルショー「五木ひろし特別公演・坂本冬美特別出演」が、きょう2017年7月23日午後12時からの公演で千秋楽を迎える。6月24日から31日間という長期公演だった。きのう22日夜には夜の部最終公演が行われた。

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 「夫婦善哉」と言えば主人公のダメ夫の柳吉を演じた森繁久弥で知られているが、今回、流ちょうな大阪弁が光った五木が演じた柳吉は、もうひとりの柳吉として存在感を示した藤山寛美を見るようでもあった。

 その柳吉(五木)は放蕩がたたって入院の憂き目に遭うが、女房の蝶子(坂本)が甲斐甲斐しいく世話を焼く。病室で柳吉と2人っきりになった坂本は「50歳にして初めてのラブシーンを演じた」と照れてみせた。五木も「義母役の宮川花子さんもベッドに上がってきて、一時はどうなるのかと心配した」と、笑わせていた。

 坂本はデビュー4年目の1990年、五木の座長公演に初出演している。「大先輩で近寄りがたい存在」(坂本)だったが、今回の舞台では堂々たる女房役を演じてみせた。

 この特別公演ではまた、織田作之助役として桂米團治が出演しているほか、祖父が藤山寛美という藤山扇治郎、大川橋蔵の次男・丹羽貞仁、西川きよしの長男・西川忠志といった具合にジュニア勢がそれぞれ活躍しているのも見どころのひとつであった。

■歌に衣装に見どころいっぱい

 2部のふたりのスペシャルショーでは、五木ひろしが自ら<原点>と位置付けている再デビュー曲「よこはま・たそがれ」から、38年前のアルバム収録曲を再レコーディ゛ングしてシングルカットした最新曲「わすれ宿」までを歌うと、坂本冬美もデビュー曲「あばれ太鼓」から最新曲「百夜行」までを披露した。

 五木のピアノ演奏に合わせてオレンジ色のドレス姿の坂本が「また君を愛している」を歌うシーンや、ふたり揃っての歌謡浪曲「一本刀土俵入り」も聴かせてくれる。

 さらにもうひとつ、坂本冬美が芝居、歌謡ショー合わせて、着物からドレスまで数多くの衣装替えを見せてくれた。「11ポーズの衣装替えでした」と坂本。それに合わせてか五木も「(タキシードから着物まで)僕も同じぐらいかな」と、ファッション好きを楽しませていた。





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