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成世昌平(日本クラウン)  もず唱平50周年記念曲「江差だより」  今秋にはもず唱平の50年を歌うディナーショーで「釜ヶ崎人情」などをもず作品を披露 [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、成世昌平が2017年7月5日に出した「江差だより」。かつては大阪や北陸など日本海の都市を北前船で結んで栄えたニシンの町、北海道・江差が舞台である。老いた母を1人置いて町を出るとは言えない ー 。恋人へそんな手紙を書いている健気な女性を歌う。在阪の作詞家もず唱平が作詞家生活50周年を記念して書いた作品である。10月9日には大阪市内のホテルで、成世がもずの50年を歌うディナーショーも開く。

成世昌平.jpg

 「江差だより」は成世の32枚目のシングル。彼の出世作であるデビュー11作目で、もずがプロデュースした「はぐれコキリコ」(1999年)から、ほぼ9割方はもずが作詞を手がけている。
 そんな成世ともずの関係は、昭和50年に成世がクラウンに入る以前から30年以上にも及ぶ付き合いだという。もずと二人三脚で歩んできた成世の歌手生活であったと言える。「私の声、歌唱など一番よく知ってもらっていて、いろんな場面で使ってもらってきた」(成世)わけで、もずの作詞家生活50周年歌を歌うのに最適であった。

 成世は、去年4月にもずと共に江差を訪ねている。
 「電柱もなく、古い商人の家も残っていて、きれいな町です。かつてはニシン漁で栄えた所で、大阪とも盛んに交易がされて、河内木綿なども入ってきていたようです」

成世昌平・江刺だより.jpg 今年、レコーディングしてから再度、足を運んでいる。
 そんな町を歩いてもずは、ほぼ1年を費やして作品作りをしている。その江差には追分会館といった建物がある。「江差追分」の全国大会も、ここで行われているし、7月27日には「江差だより」の発表会を開いている。地元の追分会と江差町の観光課が全面協力してくれての開催だったという。

 「江差の人たちには民謡歌手として知られている私ですが、その民謡仲間にも『はぐれコキリコ』もたくさん歌っていただいています」

■メイン曲並みの歌い甲斐

 「江差だより」のカップリングには、シングル未収録曲の「雪しぐれ恋しぐれ」「江の川」の2曲が収録されている。いずれももず作品で、アルバムにも収録され、カラオケ配信済みでもある。「記念の年でもあるので、ぜひ表に出したかった作品で、どちらもカップリングはメイン曲並みに歌い甲斐があるはずです」と成世。

 もずは作曲家デビューする以前は、芝居の脚本を書いていた。そんなこともあってか、もずの作品はドラマの脚本作りに似ている。「まずドラマのストーリーを描いて、配役を決め、その人物がどのように動くのか、を書いていく」(成世)だからだろうか、もずの作品は一編の物語を読むようであるのだ。

 ただ一連の成世の楽曲を見ると、もずの作品は「『磯節キリキリ』のような例外もあるけれど、不倫などをテーマにした男女の恋物語よりも、純愛モノを得意としている」(成世)ことが分かる。

■もず唱平を歌う

 もず唱平の50周年イベントが2017年9月から始まる。神戸、高松、和歌山など関西各地で多くのコンサートなどが開かれるが、成世は「その多くに出演させてもらう」という。

 10月9日には大阪市内のホテルグランヴィア大阪で、成世がもずの50年を歌う「成世昌平ディナーショー ~もず唱平の50年を唄う~ 」も開く。
 成世が1人で、もずの作詞家50年の歴史を歌う。オリジナル曲のほか、キダタロウが作曲して俳優藤岡琢也が歌った「悪友の唄」(1979年)、やはりキダタロウが作曲し、バーブ佐竹が歌った「虫けらの唄」(同)三音英次が歌って60万枚の大ヒットとなったもずのデビュー作品「釜ヶ崎人情」(1967年)など、代表曲が目白押しだという。





[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www7b.biglobe.ne.jp/~naruse/index.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/whats.html






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