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花咲ゆき美(日本クラウン) 「港わかれ雪 / 諏訪湖・・・哀愁」 抑えて歌う哀しみが人気 目下、関西キャンペーン展開中 [インタビュー]

花咲ゆき美4.jpg◆デビュー10周年を迎えている日本クラウンの歌手、花咲ゆき美が、新曲「港わかれ雪 / 諏訪湖・・・哀愁」で、ますます哀愁感を増している。2007年、実母の人生をモチーフにして歌った「哀愁本線」でデビューしている。そのタイトル通りに哀愁を漂わせたそれは、その年の第40回日本有線大賞新人賞を受賞している。以来、女の切なく哀しい心情を表してきた。今作のメイン・カップリングの2曲では、その哀しさの表現は衣装の白色のドレスとともにヒートアップしている。


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 「歌い出しがビーンと張るところから始まります」と、花咲ゆき美が説明する新曲「港わかれ雪」は、ヤマ場の ♪ あゝやるせない 〜 では120パーセントの力を出せるように、作曲家岡千秋のアドバイス通りに歌う。その前の ♪ あなたでしょうか 〜 は、彼女の予想に反して、裏声と地声の間ぐらいに抑えている。
 それらによって「歌い終わった時には、歌った〜という達成感か感じられます」と彼女は話している。

 花咲はデビュー当初から、ステージでの自分の歌唱をスマートフォンで録音し続けている。それをその日のうちに聴くことで、出来栄えを確かめるためであるが「毎回、100パーセントの出来はなく、歌はまるで生き物のように感じさせられます」と、自分が納得するまで練習して完璧を目指す。

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 10年前、デビュー曲をレコーディングした際も、最初の録音で物足りないところがあるから、と録り直しを願い出た。結局、録音を2度行なっている。ふたつを聴いたレコード会社の判断は「軽い気持ちで歌った最初の歌が、より哀愁が出ている」と、1回目の録音が採用されたことがあった。

 このように彼女は「練習を重ねることで、逆に作り過ぎるようです」と笑う。この時の経験からも「気持ちを込めるのは大事ですが、込め過ぎると歌が伝わらなくなる」と、抑えることで逆に(哀しみの)表現を増幅出来ることを学んできた。
 今作の「港わかれ雪」では、歌い出しとサビの部分などの歌唱にそれが生かされている。

■赤より白

 花咲ゆき美のイメージカラーは、決して燃えるような赤ではなく、白・ブルー・ピンクだそうだ。それがより哀しさを引き立たせるからである。今作から花咲を担当している日本クラウンのディレクターはそのように指摘して、「港わかれ雪 / 諏訪湖・・・哀愁」の衣装も白色のドレスにと注文した。髪飾りのリボンにも白を基調に黒のラインが入る。

 ディレクターの勝手な個人的好みかと思ったが、彼女の東京・関東地区のファクラブへの聞き取りでも「ゆき美ちゃんのイメージカラーは白かピンク」といった結果が出ているから、あながち外れているとも言えないようである。

 そのファンクラブのクリスマス・忘年会が12月23日に東京・立川で開かれる。ここでファンの目を喜ばせることになるだろう、と期待されるのが、珍しい花咲の着物姿である。彼女はコンサートを除いて、ステージなどで着物を着ることは稀である。「去年、おばから10周年の祝いにプレゼントされているものに袖を通してみたい」と花咲。

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今年からレッスンを始めたベリーダンスのポーズを見せる花咲ゆき美

 また今年2月からベリーダンスを習い始めているが、今年10月、東京・日本橋三井ホールでの開いたコンサートで初披露している。身長156センチ、程よくくびれた肢体をくねらせた踊りは「評判は良かった」ようだ。
 今回のファクラブイベントでは、花咲にダンス指導する女性インストラクターによるサプライズ出演があるかもしれないという。

 ベリーダンスは哀愁感とは程遠いイメージだが、どちらも練習熱心な花咲ならではの表現の成果なのかもしれない。





[花咲ゆき美 オフィシャルサイト]
http://www.t-force1.com/
[花咲ゆき美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hanasaki/whats.html






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