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長保有紀(日本クラウン) 「お酒でワルツ」  衣装をドレスに替えて歌うオシャレな歌謡曲調  初の鈴木淳作品 [インタビュー]

長保有紀.jpg◆彼女の声質には、きっとこんな曲が合うよー。日本クラウンの歌手、長保有紀が2018年4月に出したオシャレな雰囲気が漂う「お酒でワルツ」は、作曲家鈴木淳のこんな一言から生まれた。歌謡曲を得意とする鈴木は演歌も書くが「(長保には)着物じゃない歌を書かせてほしい」と希望したという。元来、彼女はちあきなおみや西田佐知子の世界が好きだ。デビュー前からプライベートで口にするのも、そんな歌が多かった。服装も着物よりもカジュアルなものを好む。本来の自分に戻って歌う新曲だが、ファンにとっては新感覚な1曲のようにも映るようである。








帽子とカジュアルルックが大好きな長保有紀

 長保有紀のデビュー曲「女の人生待ったなし」(1985年、アポロン音楽工業)の衣装は洋服だった。着物を着て不倫ものなど、艶っぽい歌になっていくのはデビューして3、4年してからである。カラオケ好きな人たちが抱く長保のイメージは、その頃から少しずつ出来上がっていく。

 「20数年間、着物を着て歌の主人公を演じてきましたが、本当は好きで得意とするジャンルは『お酒でワルツ』のような歌謡曲路線なんです。これってスタイルを選ばずに聴ける歌で、ごろっと寝転んでも楽しめるかな。カラオケで歌いたい人にはカップリングの『外国船』が好まれるかもしれません」

長保有紀・お酒でワルツ.jpg 昭和歌謡のヒット曲には、耳に焼き付いた忘れられないフレーズがたくさんある。この「お酒でワルツ」でならば、間違いなく ♪ 今夜はお酒 朝までお酒 〜 であろう。聴く者の心に印象付けられる、この歌のサビなのである。

 かと言って「決して歌い込まない方がいい」と、長保はいう。さらりと表現した方が、歌の世界を巧く表してくれるからである。
 「ワルツ調の歌は今までに何曲か歌っていますが、洋服に戻ってのものは珍しい。メロディーは簡単ですが、歌うのは難しいですけど皆んなで楽しみながら歌いましょう」

 20数年間、着続けてきた着物であるが、着ていると結構苦しいのだそうだ。そこから解き放してくれた「お酒でワルツ」は、長保をどこへ向かわせるのだろうか。これから路線に変更はあるのか。

 「ようやく本来の私の時代が来つつあるように思います。徐々にイメージを変えていこうかしら。自分が得意とするところに落ち着けたらいいと思います。まぁ、両方歌っていけたらいいけどね」

 この新曲にかける長保の期待は大きい。
 「長保イコール着物しか知らない人にも、しっかりとこの『お酒でワルツ』を聴いてほしいです」
 歌うだけの歌の楽しみから聴くことを楽しめる、そんな歌が彼女の手元に舞い降りてきたようである。ちなみお酒はすぐに酔っぱらうほどに弱いのだそうである。





[長保有紀 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/nagahoyuki/
[長保有紀 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nagaho/whats.html






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