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真奈尚子(ビクターエンタテインメント)  雨を歌うムーディーなライブ  ピアノとクラリネットをバックに  大阪・ロイヤルホース [ライブ]

◆ムード歌謡の女王と呼ばれる歌手の真奈尚子が、2018年6月14日、大阪・兎我野町のライブハウス、ロイヤルホースで、雨にまつわる歌を集めたライブ「真奈尚子 雨を唄う」を開いた。ピアノとクラリネットの演奏で、オリジナル曲の「小さな酒場」をはじめオリジナル曲とシャンソン「小雨降る径」など全14曲を歌った。

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雨をテーマに昭和の名曲を歌った「真奈尚子 雨を唄う」


 ジャズなどの音楽ライブで知られたロイヤルホースが、この日ばかりはムーディーな歌声で包まれた。ムード歌謡の女王、真奈尚子のライブ「真奈尚子 雨を唄う」は、雨をテーマに昭和の名曲を集めた。
 「大先輩の素晴らしい歌ばかりを選びました。大人のライブを楽しんでいただきたい」
真奈は淡谷のり子の「雨のブルース」でライブをスタートさせ、1935(昭和10)年に關種子が歌った「雨に咲く花」西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」と続け、大人の色気で観客の気分を高揚させていた。

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 真奈は1989年に<殿方のアイドル>として「あなたのタンゴ」でビクターからデビューしている。そのキャッチコピー通りに、その後、作曲家吉田正に認められて、和田弘とマヒナスターズの33代目のボーカルを任される。以来<ムード歌謡の女王>としてムーディーな歌謡曲を歌い続けてきた。

 歌謡曲以外にもタンゴ、ラテン、シャンソン、ジャズと歌のジャンルは幅広い。この日も淡谷のり子、菅原洋一などが歌った「小雨降る径」などを聴かせた。シャンソンの魅力を真奈は「日本語訳の詞がとても美しいんです」と説明する。彼女が日本語の表現にひときわ神経を使う理由もそこにある。

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 この日の伴奏はピアノが宮田真由美、クラリネットが鈴木孝紀。彼らが今年4月に亡くなった朝丘雪路が歌った、シャンソン風な歌謡曲「雨がやんだら」の演奏するのをバックに、真奈はかつてテレビドラマで共演したり、日舞を始めるきっかけを作ってくれたという朝丘との想い出に触れた。

 「結婚しないのと訊ねられたことがありました。男の人って怖いわ、と答えたら『男ってね、放っておいてあげたらいいのよ、そしたら帰ってくるから。だから結婚しなさい』と勧められたんです」

 そのアドバイスは実行されずにいるそうである。

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 真奈は来年にはデビュー30年を迎え。今年2月には俳優の竹中直人をゲストに招いて、11回目のビルボード大阪でのライブを行った。7月7日には大阪市・茶屋町のライブハウス・アズールテラスで「サマーヴァレンタイン ライブ」を開く。

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ラストソングは「雨の御堂筋」を楽しく聴かせた


[真奈尚子 オフィシャルサイト]
http://manamusic.net/
[真奈尚子 ビクターエンタテインメント]
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A000169.html





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