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橋幸夫(ビクターエンタテインメント) 林よしことのデュエット曲「君の手を」発売いきなりオリコン1位(デイリー) 若さを保って60周年へ新たなチャレンジ [インタビュー]

橋幸夫・林よしこ.jpg◆「まだ若い人と一緒に歌えますよ」。今年5月に75歳を迎えたビクターエンタテインメントの歌手、橋幸夫が、2018年7月25日に出した林よしこ(ビクターエンターテインメント)とのデュエット曲「君の手を」がオリコンのデイリーチャート(7月24日付け)でいきなり演歌・歌謡曲部門で1位にランキングされた。総合では15位。「うれしいことです」と話す橋は、今、2年後に迫ったデビュー60年に向けての新たな挑戦に意欲を燃やしている。


橋幸夫・林よしこ 君の手を.jpg











 歌謡曲やアメリカンポップスなどが全盛の1960年代を彷彿させる「君の手を」(作詞・田中花乃、作曲編曲・井上ヨシマサ)は、橋が「スターダスト上海」以来、30年ぶりに挑むデュエット曲である。相手役の林よしこは今は関西を中心に活動しているが、デビュー曲の島津ゆたかとのデュエット曲「いい男!いい女!」(1994年、キングレコード)は、70万枚という大ヒットを記録している。橋にとっては8人目のデュエット相手の女性である。ふたりの年齢差は、8人の中で最も開きがあるというものの、ステージで歌う2人からは、そんな年齢差はまったく感じさせない。

 橋は高校時代にボクシングをしていたこともあって、今でも体重管理はお手のもの。デビュー当時に53キロあった体重は、今はわずか10キロ増えただけ。それがパワーみなぎる若さの秘訣なのかもしれない。
 「30代の頃には最高67キロありました。身体に良いものは摂取するようにしているし、時間を見つけての運動など自己管理には常に心がけています」

 75歳の今も新しいことへの挑戦意欲が旺盛なのも、こうした若さを維持する自己管理にあるようだ。

■太陽のようなパワーみなぎらせる75歳

 「君の手を」が発売された7月25日、橋は林とともに大阪市内のライブハウスにファンを集めて新曲発表会を開いた。 オープニングで彼は林の手を引いて、やや小走りでステージ上手から現れた。それは奇しくもかつて見た映像の、同じ60年代のスターである和泉雅子と山内賢が歌う「二人の銀座」のステージと同じであった。

 「どのように出ようか、と考えていたんですが、『君の手を』だから、アドリブで彼女の手を取って走って出ることにしました」

 あたかも60年代を再現するかのようなオープニングであった。
 橋がデビューした60年代は「戦後が終わり、経済成長へと走り出した頃で、最も印象深く、良き時代だった」(橋)のである。それだからこそ彼は「それを知る人たちに、この歌で60年代を思い出してほしい」という。

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大阪市内のライブハウスでの新曲発表会で歌う橋

 その時代に青春を迎えていた橋も今は、芸能生活58年の大ベテランである。
 「この業界に同級生が少なくなってきたんです。ガミガミ親父も少なくなってきました。自分がそれになって60年代の良き時代を伝えようと思ってるんです。その第1弾が、この『君の手を』なんです」

 デビュー60周年へ向けて第2弾、第3弾はどのように考えているのだろう。
 「具体的にはスタッフが考えたことに乗って行くことになるでしょうが、新しいことに意欲的に取り組みたいと考えています」
 その言葉からは、圧倒されるほどのやる気がにじみ出ていた。

 舞台や映画でも活躍してきた橋だが、舞台は20年以上も前に、映画も同様に区切りを付けている。 
 「時代のテンポが早いですからね」
 橋幸夫はやはり<サンシャイン>のような歌い手であるようだ。





[橋幸夫 オフィシャルサイト]
http://www.hyj.jp/
[林よしこ オフィシャルサイト]
http://www.hayashiyoshiko.jp/









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